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ちゃぶだい集会特別編「ネウボラ勉強会」を開催しました!

2019年最初のちゃぶだい集会を開催しました。
今回のタイトルは “ネウボラ”ってなあに?―フィンランドの子育て支援について知ろう―です。大学院でフィンランドのネウボラについて研究されているNさんに講師をお願いしました。
会場のあたらすファミリーには、豊中で子育てに関係するお仕事をされている方々や、助産師、助産師を目指す学生さんなどでいっぱいになりました。

さっそく、ネウボラとはなんぞや?ということなのですが、ネウボラとはフィンランドの制度で、産前・出産直後・子育て期の切れ目ない支援のためのワンストップ型地域拠点のことです。“ネウボ(neuvo)=アドバイス ”“ラ(la)=場所”という意味。
1人の保健師さんが、妊娠~就学前(7歳)にかけての子どもがいる家庭を様々な支援(病院、社会保険・地域事務所)に繋いでくれます。出産・子どもネウボラと病院が併設されていたり、団地の1階にあるのだとか。
日本でいう保健師さんより助産師さんに近い役割なんだそうです。

子どもが健全に育つためには、家族全体を支援することが大切という考えに立ち、母子だけでなく、パートナーと他のきょうだいもネウボラの健診に訪れます。そこで家族の健康状態、カップルの関係、子育て・親になることへの思いや見通し、生活状況(喫煙、アルコール、ドラッグ依存等)、経済状況等を相談します。

ネウボラでは妊娠検査薬が無料でもらえたり、妊娠後に通うと育児パッケージ(肌着、上着、布オムツ、コート、爪きり、避妊具等が箱に入っており、箱はベッドにもなる)がもらえたりと、妊娠したときの不安を軽減するしかけがたくさん。
同じ専門職が長期に渡り担当するので、子育て家族にとっては相談しやすく、支援者にとっては問題の早期発見や対応が可能となります。

会場からは、ネウボラおばさんのなり方、1日でどれくらいの赤ちゃんを見るのか、就学後の支援はあるのか、移民へは制度が届いているのか、などの具体的な質問がノンストップで出ました。就学前の子どもの様子が学校に伝わることが凄いという意見や、健診は法律で決まっているので父親も仕事を休みやすく、また両親共に育休や時短労働がしやすい環境であること、日本はSOSが言いづらい環境であることなど自分の経験を振り返った感想も止まることなく出され、関心の高いテーマだと感じました。

日本では子育ては個人(家庭)でとなりがちですが、フィンランドは未来の投資として子どもを社会で育てるという考えがあり、それを日本でも実践するには、行政・民間の育児サービスだけでなく、労働環境、福祉、人々意識の改革等大きな議論がいると感じました。

丁寧に発表してくださったNさん、ありがとうございます!
これからの研究も応援しています!

市内の保育所で研修を担当しました!

去る10月24日(ずいぶん、前になってしまってすみません)
東丘保育所の職員研修に呼んでいただき、対談とワークショップをさせていただきました。

研修に参加してくださったのは、保育士さんだけでなく、事務や給食、サポートスタッフさんなど総勢30名以上!
熱気あふれる会場にお招きいただきました。

冒頭に大和園長から、日常の保育に関わる心構えを伝授。
その後、いつも子育て広場でお世話になっている地域支援保育士の永峰先生と対談!

先生から地域のお母さんたちが抱える悩みや千里独特の課題(転勤族が多いため、地域から孤立している
保護者が多いなど)をお話ししていただきました。
保育に関わるスタッフの何気ない一言が、お母さんたちの心の支えになっていたり・・・
逆に傷つけてしまうことになってしまっていたり。
地域に関わる中でのお話を聞くことで、園内では見えなかったことが、たくさん見えてきたようです。

後半は、TENオリジナルの「ご近所さんゲーム」保護者編。

グループごとに分かれて、カードに書かれた様々な家族になってもらいました。

今回は、最近保育所にも増えてきたという外国人家族になりきる設定も追加!
日本人なら当たり前・・と思っていることが、外国人家庭には難しかったり・・・
逆に、サポートがあれば実現できることも増える!ということを実感してみたり。

グループごとの発表を聞き合いながら、互いに学び合う時間となりました。

保育所の職員の皆さん、仕事終わりの貴重な時間に研修にご参加くださいまして
ありがとうございました。

パワフルな職員の皆さんに、こちらも元気をいっぱいもらえたひと時でした。

ズバリ聞きます!協働のあれこれ!を開催しました。

去る12月8日に『ズバリ聞きます!協働のあれこれ!』と題した会を開催しました。
これは豊中市の「協働事業市民提案制度」をより知ってもらうために、行政と市民団体の協働経験者が、協働をやってみた気づきを参加者と共有することが目的の会です。

協働事業市民提案制度とは市民公益団体が、地域の課題を解決するために、市と一緒に取り組むことでより効果が高まる事業を市に提案する制度のことで、この会はコミュニティ政策課と当団体の協働事業です。

(…と、なんだか小難しい前置きとなってしまいましたが、簡単に言いますと、豊中市をより良い街にするために、市の職員さんと市民で一緒に考えていこうという制度があるのですけれど、豊中市の職員さんの考え方ややり方と、市民のそれでは違うこともあるので、実際やってみた方に感想を聞いて、これからやってみたい方の参考にしてもらう会です。)

会の始まりは、コミュニティ政策課から協働事業市民提案制度の簡単な説明や、当団体からこの制度をよりよくするための今年度の取り組み紹介があったあと、過去の協働参加者をお迎えしてパネルディスカッションを行いました。

今回はパネラーに市民側として、まちづくりにつなぐ景観調査をされたとよなか・歴史と文化の会の吉岡正起さん、リサイクル本の活用による図書館の活性化に取り組まれた しょうないREKの小池繁子さん、行政側として庄内図書館長 須藤有美さん、教育委員会から野田一広さん(初期にしょうないREKに関わっていた)をお迎えしました。

大喜利形式のパネルディスカッションということで、会場には暖簾や座布団を用意しました。

大喜利で人気のテレビ番組の音楽に合わせてパネラーが登場すると会場はリラックスした雰囲気に。

大喜利のお題は協働をやる中で「期待していたこと」、「びっくりしたこと」、「ここだけのお金の話」、「良かったこと」、「みんなに伝えたいこと」で、各テーマに沿って4人のパネラーにお話ししてもらいました。

「良かったこと」では、行政側としては、「図書館が既存の業務だけでなく地域に開かれた場所になったことで注目されて、働く人のモチベーションが上がったこと」。

市民側としては「10年くらいやってきたので、いろんな豊中市の職員さんと知り合いになり、部署も変わるのでまた違う部署として関わってくれること」という双方にメリットがあったというお話がありました。

また最後に、学識として関わってくださっている、龍谷大学政策学部長の只友先生より「協働とは漢方薬のようなもの」というコメントをいただきました。なるほど。即効性はないけど、じわじわ効いてきます。

そのあとの質疑応答では、会場からの多くの質問が寄せられて、関心が高いのだと感じました。

“協働”と聞くと難しく感じられるかと思いますが、協働が文化として息づくまちをめざして、行政と市民が協働することに対する不安を減らしたり、互いのニーズがマッチするような出会いの場づくりを今後とも作っていきますので、ぜひご参加ください。

以下、参考として

とよなか・歴史と文化の会 (http://4415.info/

  まちづくりにつなぐ景観調査   

能勢街道周辺の歴史的なつらなり 及び景観特性を浮き彫りにする調査を行う。調査の過程及び調査の成果物を活用し、市民の景観に対する意識の醸成につなぐことで、自身も豊中を築く一員であるという当事者意識を伴った「誇り」を感じてもらう。

しょうないREK(https://www.facebook.com/ShounaiREK)

リサイクル本の活用による図書館の活性化と地域における共生を推進するための事業 

 図書館の除籍資料を販売し、公益 活動を通じて市民に還元される協働事業を実施している。売上金をもとに地域課題に対応したイベントや、地域のお祭りなどで出張販売 (古本市)を開催している。 

チャレンジ!こどもJOB博終了しました!

報告が大変遅くなりましたが、10月〜11月まで全4回の講座が無事終了しました。

この講座は、子どもたちが普段なかなか体験できない仕事に
ついてお話を聞き、実際にその仕事の一部を体験してみることで
「働く」ことを身近に感じてもらおうという内容です。

第一回 youtyuberと動画を作ってみよう!→詳細はこちら
講師はSETOさん。子どもたちにわかりやすくユーチューバーの仕事について
解説してくれました。

第二回 アナウンサーとニュースを読んでみよう!
講師は、ラジオアナウンサーの山本亜希さん。
お仕事についてのお話の後に、発声練習をみんなで体験。
その後、一人ずつニュースを読んでみました。

第三回 看護師さんと医療器具を使ってみよう!
講師は、林信子さん。
ご自身が自宅に置いているという医学書や医療機器を
持参してくださり、実際に触りながら、解説をしてくれました。
子供達は、血圧を測ったり、白衣を着てみたりと看護師気分を味わっていました。

第四回 庄内バル会場にて実際にやってみよう!
看護師体験を生かして「血圧測定コーナー」を体験。
アナウンサーの経験を生かして、庄内バルの店舗案内を
アナウンスしてくれました。

以上、多岐にわたるプログラムでしたが、看護学校に通う
学生がスタッフとしてお手伝いしてくれたり、専門性のある
社会人スタッフが関わってくれたり・・と、大人にとっても
学びの深い4日間となりました。

ズバリ聞きます!協働のあれこれ!

ズバリ聞きます!協働のあれこれ!

協働事業市民提案制度をより知ってもらうために、行政と市民団体の協働経験者が、協働をやってみた気づきを参加者と共有します。

●日時:平成30年12月8日(土曜) 14時~16時
●場所:豊中市立蛍池公民館 第1集会場(豊中市蛍池中町3-2-1)ルシオーレビルA棟5階
●内容:行政と「協働する」ってどんなこと?大喜利風パネルディスカッション
講座終了後に希望者を対象に協働事業市民提案制度の説明会も実施します。

※参加申し込みは、12 月 3 日までに
※一時保育申し込みは、11 月 30 日までに(有料)
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/npo/katudo/kyodojigyo/ugoki/0531kickoffmeeting.html

●主催
特定非営利活動法人とよなかESDネットワーク・豊中市

●お申込み・問い合わせは下記まで
豊中市市民協働部 コミュニティ政策課
〒561-8501 豊中市中桜塚3-1-1(第一庁舎5階)
電話(06)6858-2041/FAX(06)6846-6003/電子メール npo@city.toyonaka.osaka.jp

チャレンジ!こどもJOB博(パーク)

<子どもゆめ基金助成事業>
チャレンジ!こどもJOB 博(パーク)
いろんな仕事を体験して自分のやりたい仕事について考えてみよう!

第一回
YouTuberと動画を作ってみよう!→満員御礼 申し込み締め切りました!
実際に撮って編集した動画を見ながら、YouTuberを体験してみます。

*日時:10月6日(土)13時から15時まで
*場所:豊中市立庄内図書館
*対象:小学生〜中学生(定員15名)
(高校生以上でも参加できます。お問い合わせください)
*参加費:100円

ゲスト:SETO
プロフィール:普段ダンスインストラクター、DJとして活躍す る中、自身の経験も活かしYouTuberとしても活動。ダンスや歌のチャンネル、エンターテイメントの番組にMCで出演や、ゲーム実況チャンネル等々運営 しており、マルチに活動するクリエイター。総再生回数は2千 万回 チャンネル登録者は計約15000人。チャンネル名 SETO。

第二回
アナウンサーとニュースを読んでみよう!!
アナウンサーの仕事についてのお話を聞いて、アナウンスするための練習をしてみます。

*日時:10月20日(土)13時から15時まで
*場所:豊中市立文化芸術センター ミーティングルーム
*対象:小学生〜中学生(定員15名)
(保護者の方も参加できます。お問い合わせください)
*参加費:100円

ゲスト:山本亜希さん
プロフィール:FM大阪のDJアカデミーにて1年間学んだのち、 フリーアナウンサーとしてプロデビューする。 FM、AMラジオでのパーソナリティやラジオCM、
ナレーションのほか、イベントMCや司会等をしながら、Kiss- FM KOBEにて約6年間アナウンサーとしてニュースと天気予報を担当。

第三回
看護師さんと医療器具を使ってみよう!
看護師さんのお話を聞いて、実際に使う医療器具をさわってみます。

*日時:10月29日(土)13時から15時まで
*場所:豊中市立庄内公民館
*対象:小学生〜中学生(定員15名)
(保護者の方も参加できます。お問い合わせください)
*参加費:100円

ゲスト:林信子さん
プロフィール:「ママとこども*保健室」代表。看護師、心理カ ウンセラー。大阪医科大学附属病院、国立循環器 病研究センターの手術室にて15年間勤務する。
その後、心理学分野に進み、医療、健康、発達相談を受ける。 現在「かわにし@まちの保健室」「とよなか@まちの保健室」 事業を展開中である。

参加申し込みが必要です。チラシ
(名前・性別・学校名・学年・住所・電話番号・参加する回)をお知らせください。

協力:庄内バル実行委員会
主催・お申し込み先
NPO法人とよなかESDネットワーク
E-mail:toyonaka-esd@ten.or.jp

ESDとよなかクイズラリーを開催しました!

9月8日土曜日は、ESDとよなか連絡会議主催のクイズラリーを開催しました。

このクイズラリーは、とよなか男女共同参画センターすてっぷの「ライブラリーまつり」と「ワンテーブルショップ」イベントの一角に設置していただいたもの。

同時開催の「国際交流フェスタ」と「ジャンプフェスタ」の3会場を子どもたちが巡り、SDGsや豊中に関わる問題を解いてゴールすると、景品がもらえるという仕組みでした。
ジャンプフェスタは、雨天順延となりましたが、市民活動情報サロンで対応していただき、まさにイベントを楽しみながら3会場の取り組みを親子で知る機会になりました。
参加してくれた子どもは、目標の100人を超えて111人!大人は、100人近くがゴール。連絡会メンバーそれぞれが持ち寄ったクイズは「難しかったけど、様々なことを学ぶ機会になりました!(保護者)」「いろいろ知れて面白かった(小学生)」と大好評でした。
このラリーは、環境交流センターで開催予定のエシカルマーケットに続きます!ぜひ、そちらにもお越しくださいね。

高校・大学での出前授業をしました

6月7月は、出前授業が盛りだくさん。
森・上村ペアにて、高校1校、大学2校にお邪魔しました。

6月26日 @関西大学
豊中でもお世話になっている赤尾先生の紹介で「教育文化演習」の授業へ。
おなじみの「ご近所さんゲーム」を活用しながら、地域に住む外国人の人権について学ぶ
授業を行いました。


グループワークで様々な状況の外国人について、シミュレーション。
その結果を前でプレゼンしてもらいました。

その後、既存の支援制度についてや在住外国人の生の声を映像で
見た後に、自分たちでできることについて考えてもらいました。
さすがは、大学生。ゲームでの出来事を、自分自身に置き換えて、
地域でできること、学生生活でできることを色々と考えてくれました。

7月3日10日 @YMCA高等学校
2時間×2週にわたって「性教育」の授業をしました。
最初の2時間は、性に関するクイズとその回答。
2週目は、デートDVとコミュニケーションについて。

静かに聞いてくれていた高校生。ちょっとびっくりしたのかなと思いきや
素直に受け止めてくれていました。
振り返りでは・・・
今まで学校でも、教えてもらえなかった内容だったので聞いてよかった。
女性に対する接し方を考えないといけないなと思った。
などなど・・戸惑いながらも、きちんと受け止めてくれたようです。

7月12日 @大阪大学
こちらは森さんが受け持っている人権の授業に、ESDの実践事例の
紹介ということでお邪魔しました。

日頃、小中学校で行なっている授業の様子を伝えるだけでなく、
ジェンダーに関する寸劇WSにも参加してもらいました。
女性の働き方についての寸劇でしたが、子育てについてや
母親はこうあるべきという考え方、家族として、パートナーとして
子の立場として・・・などなど、多様な視点から、感想を出して
もらうことができました。

私たちはESDを通じて、善悪や正しい正しくないと伝えることはしない。
多様な価値観に触れることで、新たな「気づき」を得て欲しいということを
伝えました。
豪雨による補講ということで、参加してくれた学生さんは少なかったのですが
とても充実した中身になりました。

千里青雲高校にて出前授業をしました

1月末から2月初旬にかけて、千里青雲高校の家庭科の授業
(「子どもの発達と保育」「栄養」)を選択している2年生に
向けて3回の出前授業をしました。

テーマは、「食から考える自分の身体とライフデザイン」

まずは高校生自身が、何を基準に食事を選んでいるかを質問。
カロリー(ダイエット)
好きなもの
量(たくさん食べたい!)
イマドキの高校生らしく「インスタ映え」なども。
それをふまえて、次は「旬の食材当てクイズ」

野菜はほぼ正解。でも、魚の旬は難しい・・・

旬の食べ物を食べるとどんないいことがあるの?
栄養や美味しさだけでなく、地産地消と言ったエネルギー
のことも学びました。

その後、実際に店頭で販売されている商品を眺めながら
裏面の食品表示についてグループトーク。
着色料入りとそうでない飲料の飲み比べも行いました。
いつも何気なく買っている食品に、様々な食品添加剤が
含まれていることに気づきます。

次に、授業のテーマに合った「献立作り」をグループごとに。
5歳の子どもの栄養バランスは?
家族で食べるなら、どんなメニュー?

最後は、今回の担当講師(正阿彌さん)から、自身の食体験と
生活についてエピソードを紹介。
生徒たちは、真剣な表情で話しに聞き入っていました。

授業を終えた生徒からは
・食事を選ぶ時に、自分の活動のことも考えて選びたいと思った。
・今、自分が食べているものが将来につながっていることを実感できた。
・食べる人のことを考えながらの献立つくりは、楽しかった。
などの感想が寄せられました。

食べることや食事を作ることが、自分のライフデザインにも
影響することをしっかり学んでくれたようです。

千里青雲高校の皆さん、先生、貴重な機会を
ありがとうございました。

1月のちゃぶだい集会を開催しました。

この日は、ゲストに高木智志さんを迎え、初の千里コラボでのちゃぶだい集会を開催しました。

どんな参加者が来られるのかな・・・とドキドキでしたが、いつものメンバーに加え、千里だから参加できたという方も居て、ゆったりした雰囲気の中、ゲストのお話に耳を傾けました。

高木さんは生まれてすぐ大脳に損傷を受けたので、身体を自由に動かすことができませんが、コミュニケーションボードを使ってのコミュニケーションができます。
幼少期のアメリカでの生活では、様々なルーツを持つ人たちの中で、多様性の中での自分自身を実感したとのこと。帰国後、たくさんの友達に支えられながらの学校生活を送ったそうです。
その後、世界の子どもたちのために何かしたい気持ちから、とよなか国際交流協会に行き、そこで出会った「哲学カフェ」が、その後の自分に大きな影響を与えたと話します。大学では、臨床心理学を学び、対話をするためのサークルを立ち上げたそうで、そこで経験したコミュニティボールを使っての交流を実践してくれました。

最後に、これからやっていきたいこととして、障害者も健常者も自由に話し合える場所を作ることを紹介してくれました。「自立とは、依存先を増やすこと」生きていくのは大変だけれど、自分が生きることで、誰かが生かされていることになるかもしれない。と。助けが欲しいときは声をあげて、そうすることで自分で生きるアイデアが生まれると思う・・というメッセージを伝えてくれました。

参加者からは、

・助けを求めたいけれど、近所の人の顔が見えない・・・。

  • 多様性の難しさがある。若い人の意見は、否定されてしまうこともある。
  • 「依存」はよくないことと思ってきたけれど、依存先を増やすことは、大切なことだと思った。
  • 高木さんは「対話の会」をされてきたそうだが、話が脱線しないためには、どうしたら良いのか?→脱線しても良いのでは。書き出すのも良い。
  • 高木さんの考え方がとても前向き。これは、とても勇気のいることだと思う。自分も常に挑戦する勇気を持っていたい。
  • 話せる仲間や場所があることはとてもいいことで、自分自身の視野も広がる。
  • いろいろなことに挑戦することが大切。失敗する勇気も必要。

などといった意見や感想が出されました。

次回のちゃぶだい集会は・・・

2018年2月28日(水)19:00〜21:00

とよなかリレーションハウスにて

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