セミナーや授業のできる講師を派遣いたします
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人権

【ライフデザイン支援出前講座に呼んでいただきました!】

昨年に引き続き、今年も刀根山高校と豊中高校の「働くことと子育てについて」の授業にゲスト登壇させていただきました。
この授業は、豊中市こども未来部の事業で、若い世代が大人になることや仕事と生活(結婚・妊娠・出産・育児)について考えるきっかけを作る講座です。
TENは2015年から関わらせていただき、毎回大喜利形式でゲストの皆さんに、さまざまな話題を提供してもらっています。
今年も市内で子育てしながら働くママやパパ、総勢9名の方々に入れ替わりで授業に入ってもらい、多様な生き方や働き方、子育てについて語ってもらいました。
アイスブレイクに「高校時代に流行っていたもの」を聞いてみると・・・ポケベル、ルーズソックス、ワールドカップ・・・などなど。
世代間に多少のギャップはあれど、部活や恋バナではどよめきが。
生徒の興味関心は、やはり進学や就職、留学などが大半のようでしたが、パートナーとの出会いや関係性、子育てについての質問もありました。
私たちが高校生に一番伝えたかったのは、挫折を味わった時の立ち直り方。
将来に対して不安がいっぱいの中で、人生は何度もやり直せること。困ったら、誰かに頼ればいいんだということ。そのためのつながりを作っておくといい。たまには休んでもいい。
そんなメッセージをゲストの皆さんが伝えてくれました。
短い時間の中で、熱い思いを伝えてくださったゲストの皆さん、本当にありがとうございました💕
この授業を受けた皆さんが、これからの人生で迷った時、今日の話を思い出してくれたらいいなと思います。

人権講座「子どもの人権「子どもの権利条約」から考えよう」

3月18日、豊中市泉丘公民分館の人権講座に呼んでいただき、「子どもの人権「子どもの権利条約」から考えよう」というタイトルで、お話ししてきました。講師は理事の森さん。
講演では、まず自分自身の権利について考え直すところからスタート。
子どもの権利条約が定められた歴史的な背景や「4つの原則」と基本理念について事例を交えながらお話を聞いていただきました。
最後に日本の子どもの現状における、さまざまな問題点について考えました。
虐待やいじめ、貧困、性被害に関すること。また、過度な教育により休息や余暇が保障されていない状況や大人にとって都合の良い子を「いい子」と見なしているのではないか・・などなど。校区の子どもたちの状況なども意見交換しながら、地域や保護者としてどのような視点で子どもに接していけば良いのかを考えました。もちろん答えは出ませんでしたが、子どもの権利条約の話を聞くことで、「子どもの視点」に立って物事を考えてみることの大切さを改めて実感していただく機会になったのではないかと思います。
ご参加くださった泉丘公民分館関係者の皆さん、泉丘小学校保護者の皆さん、ありがとうございました。
(上村)

ESD連続セミナー 「幸せに生きるためのお金との付き合い方」

【SDGs視点でお金のことを考えます】
今年もESDセミナーのコーディネーターをやらせていただきます。
子育て世代向けに「お金」の講座。
一般にやられている「貯め方」とか「増やし方」ではなくて
お金に惑わされない「生き方」を考える内容です。

ESD連続セミナー
「幸せに生きるためのお金との付き合い方」
〜「お金があれば幸せ」から「お金もあれば幸せ」へ〜

第一回 2022年3月11日(金)10:00-12:00
第二回 2022年3月18日(金)10:00-12:00

対象 未就学〜10代までの子どもを持つ親 15人
(一時保育つき)

チラシはこちら

会場・主催・申し込み
豊中市立eMIRAIE環境交流センター
(豊中市中桜塚1−24−20)
TEL 06-6844-8611

 

「SDGsでつくる私たちの世界」を担当しました

去る9月12日(土)豊中市eMIRAIE環境交流センターにて、SDGsを学ぶ講座に講師として呼んでいただきました。

当日は、小学生からシニアまで10名が参加。まずは、コロナ禍で感じたことや生活の変化を共有し、社会・経済・環境の問題に紐付けてSDGsを考えてみました。

その後、「豊かな社会」をイメージ。そのために大切にしたいことを考え、自身の思いに近いカードを選んで切り抜きました。

年齢や生活環境が異なると、選ぶカードに大きな違いが・・・大切にすべきことにも、多様性があり、自分とは違う視点で社会を見つめる大切なひとときになったようです。

お母さんについてきた小学生も飛び入り参加!「人と異なることがあっても、認めあう」や「子どもに関わる法律や条例を決める時は、子どもの意見を聞く」などのカードを選んでいて、同席した大人が「なるほど!」と感心していました。

それぞれグループごとのベスト3を選んでもらい全体共有。

大切にしたいことを実行する際に、その裏で生じる影響や効果についても考えながら、SDGsを再確認。

最後に、明日からやってみたいことを発表して終了となりました。

ご参加くださった皆さんお疲れ様でした。貴重な機会を提供くださった環境交流センターの皆さん、ありがとうございました。

ちゃぶだい集会「今もう一度考えるSDGs〜コロナ禍のモヤモヤを語ろう〜」

7月のオンラインちゃぶだい集会「今もう一度考えるSDGs〜コロナ禍のモヤモヤを語ろう〜」を開催しました!
直前に落雷があり、市民活動情報サロンが停電⚡️
開催が危ぶまれましたが、時間までに復帰。
10代から50代まで、さまざまな世代の方々と語り合うことができました。

前半は、コロナ禍に経験した環境、社会、経済の変化を振り返り、自分自身の暮らしや感情の変化からSDGsを改めて考える時間に。
後半は、私たちが理想とする村(社会)をつくるには、どんなルールが必要?といった話し合いをしました。

ゴミを出さない環境に配慮した暮らしをすることや、さまざまな人や生き物に優しい暮らし、自分も相手も大切にする、そもそもお金って必要なの?シェアする文化、多様性を認め合うことなど
あっという間の2時間でした。

また開催して欲しい!というリクエストもあったので、第二弾を検討中です。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。ネット環境が不安定で落ちたまま戻れなかった方々、次回お待ちしてます

箕面高校でライフデザイン講座を開催しました

去る12月11日、18日の二日間。

大阪府立箕面高校の2年生全員に向けて、ライフデザイン講座を出前してきました。この授業が実現できたのは、昨年の東淀川高校での授業の噂を聞きつけた校長先生が、ぜひ本校でも生徒に体験させてあげたい!と、家庭科の先生に話を持ちかけたことからだとか・・・嬉しい限りです!!

おかげさまで、2年生総勢350人くらいに向けて、授業を行うことができました。

今回のゲストは、昨年の東淀川高校に引き続き、岡本さんと太田さん(箕面高校卒業生)、今年から新たに豊中市の内田さんという、いつもながら個性的なパパとママ。プラス10月に生まれたばかりの赤ちゃん!

生徒たちは、会場となった図書室に足を踏み入れるなり「きゃー!かわいい!!」「赤ちゃんや!」と大興奮。

主役をすっかり赤ちゃんに持っていかれてのスタート。

私も独身なので、将来のために勉強しておきたいんです・・・という家庭科の先生から、我々を紹介いただき、興奮冷めやらぬ生徒たちをなだめつつ、上村より授業の流れを説明。子育てすることのリアルと働くこととのバランスについて、ゲストのエピソードを通して学び、将来のための選択肢を増やそう!という授業。を、いつもの大喜利形式で(笑

・親になる前の自分となってからの自分で変わったこと

・子育てしていて「良かった!」「嬉しい!」と思える時

・子育てしていて「もうだめ」「あかん」と思う時

・仕事と育児のバランス(我が家の場合)

前もってこんな質問を考えていたのですが・・・それは、高校生には全く通じることなく。子育ての話に「ポカン」とする生徒たち。

そうよね・・急に親になるなんて、進学校のみんなには実感ないよねーごめんごめん。ということで、結局ゲストの皆さんに高校時代にまで遡ってもらい、「高校時代に将来のことって考えてた?」とか、実際になりたいことややりたいことが実現できたのか?とか、思わぬ出会いから今の自分の人生につながっているエピソードとか・・・

もう5回も同じ授業していると、だんだんどこで話して、どこで話さなかったのかとかわからなくなってきちゃいましたが・・そこはもう、頼もしいパパママたちでして。生徒の反応見ながら、一貫したメッセージを送り続けてくれました。

結婚してもしなくても、子育てしてもしなくても・・・私は私。変わらないということ。ただ、結婚することで、独身よりは相手のことも配慮する必要があったりとか、子育てすることで、子どもがいない時期より制約ができてしまうことがあったり・・・でも、年齢とか性別とか立場とかに関係なく、自分自身の「権利」を大切にしていいんだよ。ということ。

それから、結婚することで、子育てすることで、今までとは違う「つながり」や「仲間」もできたよってこと。

子育ては大変だけど、子どもから教えてもらうことや学ぶことって、本当に多いんだよってこと。

最後に、高校生に向けて「今ぜひしておいて欲しいこと」として、将来に向けての選択肢を増やして欲しい、そのために多くの場に出向いたり、多くの人に出会って欲しい、成功も失敗も含めてたくさんの経験をして欲しい。ということを伝えてもらいました。

岡本さんからは、おすすめの本として「女の子の幸福論」大崎麻子・著(講談社)を紹介。自分軸をしっかりもって、誰かの価値観に惑わされることなく「幸せ」に生きることが大切というメッセージが込められた一冊だそうです。

ともかく2週に渡って、多くの生徒さんたちとリアルタイムでやりとりしながらの授業は、我々にとっても深い学びとなり、そして何より楽しい時間でした!

箕面高校の皆さん、先生方ありがとうございました。

(上村)

 

 

 

YMCA学院高等学校にて出前授業をしました

YMCA学院高等学校にて出前授業をしました

12月初めに2コマ×2週に渡って、高校生に『わたし・あなた・心・カラダ』というテーマで授業をしてきました。「人と関わること」「生きること」について考え、その中で「性のありかた」について学ぶことを目指しました。

1週目は、「自分ってどんな人?」、「自分と人を大切にするってどういうこと?」というテーマのワークをしました。

最初に「傾聴」というテーマの中の授業だったので、出た意見は否定せずに「自分オッケー、あなたオッケー」と思うこと、言いたくないことは言わなくてもいいけれど、「パスします」と言うなど自分の気持ちを表現しよう、という場のルールを決めました。

 

「自分ってどんな人?」は、自分の好きなとこ、良いところ、もう少しこうしたいと思っているところ、友達からこんなふうに思われているのでは?と思うこと、こんな人と友達になりたいな、などのテーマで紙に書いてもらいました。

自分をポジティブに捉えている人も、ネガティブに捉えている人もいて、先生やクラスメイトの違う一面が見れて面白かったのではないでしょうか。

 

「自分と人を大切にするってどういうこと?」では、最初に「自分を大切にしていないときはどういうときか」を考えてみました。

「ゆっくり寝ていないとき」、「自分の意見を言えなかったとき」、「~~すべきと思ってしまうとき」、「自分を悪いと思ってしまうとき」、「自分をダメだなと思ってしまうとき」など様々な意見が出ました。

 

次に「自分を大切にするってどういうこと?」という投げかけでは、

「おいしいものを食べる」、「趣味などしたいことをする」、「たっぷり寝る」、「友達とおしゃべり」、「嫌なことは嫌っていう」、「ダメな自分にも、弱い自分にもOKを出す」などこれまた様々な意見が出ました。

 

最後に「人を大事にするってどういうこと?」という投げかけでは、

「話を聞いたときに、正しい・正しくないの判断をしない」、「悩みや辛いことを聞いてあげる」、「自分の当たり前を押し付けない。私にはできるのに、なんであなたにできないの?という態度でいない」

「自分を大切にしないと人を大切にしようと思わないから、まずは自分を大切」にする」という意見も出ました。この時間に言いたかったことは正にそのことで、人との付き合いも大事だけど、まずは「自分を大切にしてね」というメッセージを高校生に伝えました。

 

2週目は、最初に「自分と人の心とカラダの境界線」を考えるゲームをしました。

教室を3分割し、「OK・大丈夫」、「どちらでもない・わからない」・「NG、絶対無理」ゾーンわけました。

そして下記の様な質問をしたときに、自分が思うゾーンに移動してもらいました。

初めて会った人と手をつなぐ

仲のいい人と手をつなぐ

初めて会った人に肩をたたかれる(ねぇねぇとかツッコみで)

仲のいい人に肩をたたかれる

好きな人から頭をポンポンされる

お気に入りのタオルを貸す

男女わかれて着替える

服装をほめられる

髪型をほめられる

見た目(かっこいい、かわいい)をほめられる

 

どの質問のときも、OKの人もいれば、どちらでもない人も、NGの人もいました。

自分はこれは「OK」だけど、人は「NG」なんやなぁ、とかまたその逆もあって、感じ方は人それぞれなんだと分かってもらえたと思います。

 

また境界線は変わりやすく、時、場所、関係性、その時の体や心の調子、育った環境、成長の段階、出会った人、文化、宗教によっても変わる、という話もしました。

だから「自分の普通は人の普通ではないし、人の普通は自分の普通でもないこと」、「あなたの心と体はあなたのもの。一人一人違うかけがえのない存在なんだよ」というメッセージを伝えました。

 

最後の50分は、自己決定権のお話がメインです。日本では性に関する教育をしっかり受ける場面がないため、正しい知識を知ろう。「ネットの情報や、漫画やドラマやAVでしていることがいい」と思わない方がいいし、自分は「あれはフィクションだ」と思っても、「AVでしているのだからいいだろう」と思う人もいること。

性の捉え方や好きという気持ちには様々あること、恋愛や性行為を自分はしないと思っていても、もしかしたら危ない目にあうかもしれないから、覚えておいた方がいいこと、デートDVのこと、避妊のこと、自己決定権という概念のことなどを話しました。

最後に子どもの権利条約というものがあり、みんなには教育を受ける権利や危ないものから守られる権利があることを話しました。

高校生たちは熱心に聞いていたように感じました。今回の授業で自分はわからなくても、クラスメイトや先生のお話から学ぶことがあったり、後々に分かって来たりすることもあるのではないでしょうか。

恋愛だけでなく、家族やクラスメイトやこれからの仕事の場面で、「自分オッケー、あなたオッケー」と思うこと、「自分を大切にして、嫌なことは嫌と表現できる」ようになること。それが性教育というか人権教育の基本であると思いますし、今回の授業で感じ取ってくれたら嬉しいです。(大橋)

ちゃぶだい集会Vol.9 じぶん、まる ~性の多様性と人権を考える~

ちゃぶだい集会Vol.9 じぶん、まる ~性の多様性と人権を考える~

11月8日のちゃぶだい集会のテーマは“性の多様性”でした。

日本では “性の話”と聞くと、“特別なこと”というイメージが強いですが、一人一人が尊重されて生きていくために必要な「人権の話」だと私たちは捉えています。今回は、子ども向けに“性の多様性”についての授業をされている田中一歩さんと筌場彩葵さんをお招きし、“性”について意見交換をしました。

最初に筌場さんから、「言いたいことは言わなくてOK」など場のルールの確認があったあと、一歩さんとパートナーのコンちゃんが普段幼稚園や小学校などで行っている出前授業と同じお話を少ししていただきました。

まず一歩さんからいろんな友達を紹介されました。例えば男の子で、女の子の服が好きな子、女の子で女の子が好きな子、お母さんとお母さんと自分で暮らしている男の子、恋愛感情がない子…。

それを聞いた子どもたちは「キモイ!」という言葉を発したり、「おかまだ」と笑ったりすることも多いのだとか。

一歩さんが「どうしてそう思うの?」と聞くと、「大人が言っていた/笑っていた」というのだそうです。

 

一歩さん自身も子どもの頃は「外見が男の体=男、女の体=女」と思っていたそうでが、様々な人に出会う中で、性は体の形で決まるのではないことを知ったそうです。けれど社会がオープンでないので話ができなかったり、自分も自分の当たり前を人に押し付けていたのでは? と思われたのだとか。

 

「キモイ」という言葉を使った子どもには、「どうしてそう思うの?」とは聞くけれど、「こう思おうね」とは言わないそうです。

ただ「(性別がわからないと思った人に対して)その人が言っているのではなくて、周りが男とか女とかおかまとか決めるのは違うと思うし、みんなの前で性のことをいう必要はないよ」というメッセージは伝えているのだそうです。

今回のお話で特に印象的だったのが、子どもたちが例えば“一人親家庭”や“外国ルーツ”など「自分は普通とは違う」と思っていたことを、一歩さんのお話を聞いた後では「自分はおかしくないと思えた」と感想で書く子がいた、というエピソードでした。“性”のことだけではなく、「自分は普通ではない」と思い悩んでいる人は多いのでしょう。そういったお話から“LGBT”、“SOGIESC”という言葉が自分とは関係ない遠い話ではなく、自分の悩みの延長線上だと参加者の方に感じてもらえたのではないかと思います。とても好評で、「もっと対話したかった」と意見をたくさんいただいたので、来年度また企画したいと思います。(大橋)

 

ちゃぶだい集会Vol.8 多様な生き方働き方について

去る1025()一般社団法人キャリアブリッジ 寺戸慎也さんをゲストにちゃぶだい集会を開催しました。

テーマは、多様な生き方働き方「働きがいと働けないについて考える90分」

ゲストから以下の内容について語ってもらい、参加者も交えた意見交換を行いました。

当日のスライドはこちら

1、自身のキャリア

2、キャリア形成に向けた働き方、生き方の提案

・「働きがい」の3条件

・「働けない」への3つの処方箋

3、就労を支援する立場としてキャリア形成のヒント

・ポゼッション(できること)、ビヘイビア(行動)、プレゼンス(姿勢)の3つの視点

・社会に出たらまず、ポゼッションを確立する(できるを増やす)

・それからプレゼンスについて考えていく

寺戸さんのお話の中で「生産性」という言葉が何度か使われました。参加者もそこに気持ちの部分で反応しているように見えました。人の生き方が生産と同じ概念で捉えられるということは人が機械のように生産を続ける存在と捉えることかもしれない。そしてそれは人としての尊厳に関わる問題なんだろうなと感じました。(荒川)

蛍池小学校にて出前授業をしました

蛍池小学校にてワークショップをしました

10月7日に蛍池小学校に行き、4年生向けにワークショップ『世界がもし60人の村だったら』を行いました。これは『やさしいまちを考えよう』という授業の一環で、蛍池のまちについて考える前に世界の問題について考えようということで、今回のワークショップの依頼がありました。

最初に世界の人の年齢、男女比、あいさつ、大陸ごとの人口密度を立ったり、座ったり、動いたりしながら学んでもらいました。

後半は、識字についての寸劇。4年生の先生方にも熱演してもらい、字が読めないことでどんな状況が生まれるのかを考えてもらいました。

その後、もったいないばあさんシリーズの『考えよう世界のこと』の絵本を読んで、自分と同じ年くらいの子どもたちはどんな生活をしているのか知ってもらいました。

学校に行けず、仕事をしている子、地雷を踏んで足がなくなってしまった子、少年兵として戦っている子…。

お話を聞いた後はグループごとに子どもたちがどんな暮らしをしているのか考えてもらいました。着ている服は?周りの景色は?表情は?どんなことに困っているの?

また、自分がその子にどんなことができるか考えてもらいました。

 

あるグループからは、「笑わせる」という意見が出ました。「どうやって笑わせるの?」と聞くと「変顔!」という答えが。実際に病気の子どもたちのところへクラウンなどのおもしろい格好で訪問して、笑わせることで元気づける活動をしている人たちがいるので、すごくいいアイディアだと思いました。

 

最後にTENの20~30代のお兄さん・お姉さんから「世界のために自分がしていること」を少しお話してもらいました。

「生き物のことを考えたお買い物をしている」こと、「豊中市の子どもたちのことを調査して、自分の居場所があると思える子どもたちを増やすにはどうしたらいいか考えていること」など。

子どもたちからは「子どもでも働いていたり、弟や妹の面倒をみなくてはいけない子がいることにおどろいた」、「今できなくても大人になったらできることもあるってわかったから、大人になっても今の気持ちを忘れないようにしたい」というような感想をもらいました。

子どもたちの世界がちょっとずつ広がって、いろんな視点で地域や世界を見てもらえたら嬉しいなぁと思います。

 

 

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