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総合学習

箕面高校でライフデザイン講座を開催しました

去る12月11日、18日の二日間。

大阪府立箕面高校の2年生全員に向けて、ライフデザイン講座を出前してきました。この授業が実現できたのは、昨年の東淀川高校での授業の噂を聞きつけた校長先生が、ぜひ本校でも生徒に体験させてあげたい!と、家庭科の先生に話を持ちかけたことからだとか・・・嬉しい限りです!!

おかげさまで、2年生総勢350人くらいに向けて、授業を行うことができました。

今回のゲストは、昨年の東淀川高校に引き続き、岡本さんと太田さん(箕面高校卒業生)、今年から新たに豊中市の内田さんという、いつもながら個性的なパパとママ。プラス10月に生まれたばかりの赤ちゃん!

生徒たちは、会場となった図書室に足を踏み入れるなり「きゃー!かわいい!!」「赤ちゃんや!」と大興奮。

主役をすっかり赤ちゃんに持っていかれてのスタート。

私も独身なので、将来のために勉強しておきたいんです・・・という家庭科の先生から、我々を紹介いただき、興奮冷めやらぬ生徒たちをなだめつつ、上村より授業の流れを説明。子育てすることのリアルと働くこととのバランスについて、ゲストのエピソードを通して学び、将来のための選択肢を増やそう!という授業。を、いつもの大喜利形式で(笑

・親になる前の自分となってからの自分で変わったこと

・子育てしていて「良かった!」「嬉しい!」と思える時

・子育てしていて「もうだめ」「あかん」と思う時

・仕事と育児のバランス(我が家の場合)

前もってこんな質問を考えていたのですが・・・それは、高校生には全く通じることなく。子育ての話に「ポカン」とする生徒たち。

そうよね・・急に親になるなんて、進学校のみんなには実感ないよねーごめんごめん。ということで、結局ゲストの皆さんに高校時代にまで遡ってもらい、「高校時代に将来のことって考えてた?」とか、実際になりたいことややりたいことが実現できたのか?とか、思わぬ出会いから今の自分の人生につながっているエピソードとか・・・

もう5回も同じ授業していると、だんだんどこで話して、どこで話さなかったのかとかわからなくなってきちゃいましたが・・そこはもう、頼もしいパパママたちでして。生徒の反応見ながら、一貫したメッセージを送り続けてくれました。

結婚してもしなくても、子育てしてもしなくても・・・私は私。変わらないということ。ただ、結婚することで、独身よりは相手のことも配慮する必要があったりとか、子育てすることで、子どもがいない時期より制約ができてしまうことがあったり・・・でも、年齢とか性別とか立場とかに関係なく、自分自身の「権利」を大切にしていいんだよ。ということ。

それから、結婚することで、子育てすることで、今までとは違う「つながり」や「仲間」もできたよってこと。

子育ては大変だけど、子どもから教えてもらうことや学ぶことって、本当に多いんだよってこと。

最後に、高校生に向けて「今ぜひしておいて欲しいこと」として、将来に向けての選択肢を増やして欲しい、そのために多くの場に出向いたり、多くの人に出会って欲しい、成功も失敗も含めてたくさんの経験をして欲しい。ということを伝えてもらいました。

岡本さんからは、おすすめの本として「女の子の幸福論」大崎麻子・著(講談社)を紹介。自分軸をしっかりもって、誰かの価値観に惑わされることなく「幸せ」に生きることが大切というメッセージが込められた一冊だそうです。

ともかく2週に渡って、多くの生徒さんたちとリアルタイムでやりとりしながらの授業は、我々にとっても深い学びとなり、そして何より楽しい時間でした!

箕面高校の皆さん、先生方ありがとうございました。

(上村)

 

 

 

YMCA学院高等学校にて出前授業をしました

YMCA学院高等学校にて出前授業をしました

12月初めに2コマ×2週に渡って、高校生に『わたし・あなた・心・カラダ』というテーマで授業をしてきました。「人と関わること」「生きること」について考え、その中で「性のありかた」について学ぶことを目指しました。

1週目は、「自分ってどんな人?」、「自分と人を大切にするってどういうこと?」というテーマのワークをしました。

最初に「傾聴」というテーマの中の授業だったので、出た意見は否定せずに「自分オッケー、あなたオッケー」と思うこと、言いたくないことは言わなくてもいいけれど、「パスします」と言うなど自分の気持ちを表現しよう、という場のルールを決めました。

 

「自分ってどんな人?」は、自分の好きなとこ、良いところ、もう少しこうしたいと思っているところ、友達からこんなふうに思われているのでは?と思うこと、こんな人と友達になりたいな、などのテーマで紙に書いてもらいました。

自分をポジティブに捉えている人も、ネガティブに捉えている人もいて、先生やクラスメイトの違う一面が見れて面白かったのではないでしょうか。

 

「自分と人を大切にするってどういうこと?」では、最初に「自分を大切にしていないときはどういうときか」を考えてみました。

「ゆっくり寝ていないとき」、「自分の意見を言えなかったとき」、「~~すべきと思ってしまうとき」、「自分を悪いと思ってしまうとき」、「自分をダメだなと思ってしまうとき」など様々な意見が出ました。

 

次に「自分を大切にするってどういうこと?」という投げかけでは、

「おいしいものを食べる」、「趣味などしたいことをする」、「たっぷり寝る」、「友達とおしゃべり」、「嫌なことは嫌っていう」、「ダメな自分にも、弱い自分にもOKを出す」などこれまた様々な意見が出ました。

 

最後に「人を大事にするってどういうこと?」という投げかけでは、

「話を聞いたときに、正しい・正しくないの判断をしない」、「悩みや辛いことを聞いてあげる」、「自分の当たり前を押し付けない。私にはできるのに、なんであなたにできないの?という態度でいない」

「自分を大切にしないと人を大切にしようと思わないから、まずは自分を大切」にする」という意見も出ました。この時間に言いたかったことは正にそのことで、人との付き合いも大事だけど、まずは「自分を大切にしてね」というメッセージを高校生に伝えました。

 

2週目は、最初に「自分と人の心とカラダの境界線」を考えるゲームをしました。

教室を3分割し、「OK・大丈夫」、「どちらでもない・わからない」・「NG、絶対無理」ゾーンわけました。

そして下記の様な質問をしたときに、自分が思うゾーンに移動してもらいました。

初めて会った人と手をつなぐ

仲のいい人と手をつなぐ

初めて会った人に肩をたたかれる(ねぇねぇとかツッコみで)

仲のいい人に肩をたたかれる

好きな人から頭をポンポンされる

お気に入りのタオルを貸す

男女わかれて着替える

服装をほめられる

髪型をほめられる

見た目(かっこいい、かわいい)をほめられる

 

どの質問のときも、OKの人もいれば、どちらでもない人も、NGの人もいました。

自分はこれは「OK」だけど、人は「NG」なんやなぁ、とかまたその逆もあって、感じ方は人それぞれなんだと分かってもらえたと思います。

 

また境界線は変わりやすく、時、場所、関係性、その時の体や心の調子、育った環境、成長の段階、出会った人、文化、宗教によっても変わる、という話もしました。

だから「自分の普通は人の普通ではないし、人の普通は自分の普通でもないこと」、「あなたの心と体はあなたのもの。一人一人違うかけがえのない存在なんだよ」というメッセージを伝えました。

 

最後の50分は、自己決定権のお話がメインです。日本では性に関する教育をしっかり受ける場面がないため、正しい知識を知ろう。「ネットの情報や、漫画やドラマやAVでしていることがいい」と思わない方がいいし、自分は「あれはフィクションだ」と思っても、「AVでしているのだからいいだろう」と思う人もいること。

性の捉え方や好きという気持ちには様々あること、恋愛や性行為を自分はしないと思っていても、もしかしたら危ない目にあうかもしれないから、覚えておいた方がいいこと、デートDVのこと、避妊のこと、自己決定権という概念のことなどを話しました。

最後に子どもの権利条約というものがあり、みんなには教育を受ける権利や危ないものから守られる権利があることを話しました。

高校生たちは熱心に聞いていたように感じました。今回の授業で自分はわからなくても、クラスメイトや先生のお話から学ぶことがあったり、後々に分かって来たりすることもあるのではないでしょうか。

恋愛だけでなく、家族やクラスメイトやこれからの仕事の場面で、「自分オッケー、あなたオッケー」と思うこと、「自分を大切にして、嫌なことは嫌と表現できる」ようになること。それが性教育というか人権教育の基本であると思いますし、今回の授業で感じ取ってくれたら嬉しいです。(大橋)

ちゃぶだい集会Vol.9 じぶん、まる ~性の多様性と人権を考える~

ちゃぶだい集会Vol.9 じぶん、まる ~性の多様性と人権を考える~

11月8日のちゃぶだい集会のテーマは“性の多様性”でした。

日本では “性の話”と聞くと、“特別なこと”というイメージが強いですが、一人一人が尊重されて生きていくために必要な「人権の話」だと私たちは捉えています。今回は、子ども向けに“性の多様性”についての授業をされている田中一歩さんと筌場彩葵さんをお招きし、“性”について意見交換をしました。

最初に筌場さんから、「言いたいことは言わなくてOK」など場のルールの確認があったあと、一歩さんとパートナーのコンちゃんが普段幼稚園や小学校などで行っている出前授業と同じお話を少ししていただきました。

まず一歩さんからいろんな友達を紹介されました。例えば男の子で、女の子の服が好きな子、女の子で女の子が好きな子、お母さんとお母さんと自分で暮らしている男の子、恋愛感情がない子…。

それを聞いた子どもたちは「キモイ!」という言葉を発したり、「おかまだ」と笑ったりすることも多いのだとか。

一歩さんが「どうしてそう思うの?」と聞くと、「大人が言っていた/笑っていた」というのだそうです。

 

一歩さん自身も子どもの頃は「外見が男の体=男、女の体=女」と思っていたそうでが、様々な人に出会う中で、性は体の形で決まるのではないことを知ったそうです。けれど社会がオープンでないので話ができなかったり、自分も自分の当たり前を人に押し付けていたのでは? と思われたのだとか。

 

「キモイ」という言葉を使った子どもには、「どうしてそう思うの?」とは聞くけれど、「こう思おうね」とは言わないそうです。

ただ「(性別がわからないと思った人に対して)その人が言っているのではなくて、周りが男とか女とかおかまとか決めるのは違うと思うし、みんなの前で性のことをいう必要はないよ」というメッセージは伝えているのだそうです。

今回のお話で特に印象的だったのが、子どもたちが例えば“一人親家庭”や“外国ルーツ”など「自分は普通とは違う」と思っていたことを、一歩さんのお話を聞いた後では「自分はおかしくないと思えた」と感想で書く子がいた、というエピソードでした。“性”のことだけではなく、「自分は普通ではない」と思い悩んでいる人は多いのでしょう。そういったお話から“LGBT”、“SOGIESC”という言葉が自分とは関係ない遠い話ではなく、自分の悩みの延長線上だと参加者の方に感じてもらえたのではないかと思います。とても好評で、「もっと対話したかった」と意見をたくさんいただいたので、来年度また企画したいと思います。(大橋)

 

蛍池小学校にて出前授業をしました

蛍池小学校にてワークショップをしました

10月7日に蛍池小学校に行き、4年生向けにワークショップ『世界がもし60人の村だったら』を行いました。これは『やさしいまちを考えよう』という授業の一環で、蛍池のまちについて考える前に世界の問題について考えようということで、今回のワークショップの依頼がありました。

最初に世界の人の年齢、男女比、あいさつ、大陸ごとの人口密度を立ったり、座ったり、動いたりしながら学んでもらいました。

後半は、識字についての寸劇。4年生の先生方にも熱演してもらい、字が読めないことでどんな状況が生まれるのかを考えてもらいました。

その後、もったいないばあさんシリーズの『考えよう世界のこと』の絵本を読んで、自分と同じ年くらいの子どもたちはどんな生活をしているのか知ってもらいました。

学校に行けず、仕事をしている子、地雷を踏んで足がなくなってしまった子、少年兵として戦っている子…。

お話を聞いた後はグループごとに子どもたちがどんな暮らしをしているのか考えてもらいました。着ている服は?周りの景色は?表情は?どんなことに困っているの?

また、自分がその子にどんなことができるか考えてもらいました。

 

あるグループからは、「笑わせる」という意見が出ました。「どうやって笑わせるの?」と聞くと「変顔!」という答えが。実際に病気の子どもたちのところへクラウンなどのおもしろい格好で訪問して、笑わせることで元気づける活動をしている人たちがいるので、すごくいいアイディアだと思いました。

 

最後にTENの20~30代のお兄さん・お姉さんから「世界のために自分がしていること」を少しお話してもらいました。

「生き物のことを考えたお買い物をしている」こと、「豊中市の子どもたちのことを調査して、自分の居場所があると思える子どもたちを増やすにはどうしたらいいか考えていること」など。

子どもたちからは「子どもでも働いていたり、弟や妹の面倒をみなくてはいけない子がいることにおどろいた」、「今できなくても大人になったらできることもあるってわかったから、大人になっても今の気持ちを忘れないようにしたい」というような感想をもらいました。

子どもたちの世界がちょっとずつ広がって、いろんな視点で地域や世界を見てもらえたら嬉しいなぁと思います。

 

 

大阪教育大学付属池田小学校にてワークショップをしました

世界がもし30人の村だったら・・・

9月7日に大阪教育大学付属池田小学校にて、ワークショップ『世界がもし30人の村だったら』を行いました。これはPTA行事の一環で、他にも約20種類の講座を選べる中でTENのワークショップを選んでくれた1~6年生の子どもたちと保護者の方合わせて約30人で世界で起きていることについて考えました。

まずは「今の世界の人口って知っている?」と聞くと、さっそく「73億」とズバリな数字が出ました。インターネットで現在の推定人数をリアルタイムで見られるサイトを見ると、だいたい約75億人で、この数字は今も増えていることが分かりました。

「人口が増えるとどんなことが起こると思う?」と聞いてみると「居場所が減る」、「ご飯がが減るかも」など思ったことを教えてくれました。

ここから『世界がもし30人の村だったら』の始まりです。人物の情報が書かれたカードを配り、そのカードの役になり切ってもらいました。もし世界が16人の村だったら、男女比(LGBTの話も)や子ども・大人・お年寄りの割合、あいさつはどんなものがあるか、大陸ごとの人口密度はどれくらいなのかを体感してもらいました。

また識字の寸劇をお母さんとスタッフで行い、文字が読めないことで困ることや、文字がない地域ではどのようにしているかを紹介しました。

次は嬉しいおやつタイム。カードに書かれている記号ごとにチームに分かれてもらい、チームごとにお菓子を配りました。でも、人数が少ないのに、お菓子が多いところもあれば、逆に人数が多いのに、お菓子が少ないチームがあります。お菓子が少ないチームは、多くお菓子をもらったチームからもらったり、識字の劇のお菓子が余っていることを発見したりしていました。

 

おやつを食べた後、「今、何が起きてどんな気持ちだった?」ということを聞きました。

少なかったチーム:

「多いところに交渉して、もらってうれしかった」

「私は食べるのをがまんしたら、他の子が割ってわけてくれてうれしかった」

 

多かったチーム:

「2人で食べようと思っていたのに、みんながちょうだいと言ってびっくりした。納得してないけど、ま、いいかと思ってあげた」、「全部あげるのは嫌だから、自分たちの分を半分残して、他をあげた」

実はこれと同じことが貧富の差として実際に世界で起こっていて、少ない人数が、多くの富を持っている一方で、お金や資源が少ない貧しい人々が多くいることを一緒に考えました。

最後に、実際に若者がしてきた例として『バレンタイン一揆』というカカオとフェアトレードチョコレートを考えられる映画を紹介したり、スウェーデンのグレタさんという16才の少女が気候変動のことを国連の会議で各国の代表に向けてスピーチしたことを紹介したり、『世界がもし100人の村だったら』の詩を朗読したりしました。

子どもたちから、世界を良くするためにできることとして、「世界を知りたいので旅に出たい」、「いろんな国の人と友達になりたい」と言った意見や、「子どもでも働いている子やグレタさんのように子どもでも活動している人がいることを知った」といったような新しい気づきがあったことを感想でもらいました。

低学年には少し難しい内容もあったと思いますが、これから先もいろいろ学ぶ中でこのワークを思い出して、社会の課題を一緒に考えて行動してくれたら嬉しいです(大橋)

京都で合宿を行いました!

大型連休中の5月2日から3日。一泊二日で京都の宇多野ユースホステルにて合宿をしてきました。

参加したのは理事8名と若手スタッフ4名。理事長のスーツケースの中にあるのは・・夜のお楽しみ。

到着してまずは、オリエンテーション。合宿での目標共有とルールづくり。

副理事長の小池さん作のしおりには、謎解きが・・・これがなかなかの難問です。

会議室が開くまで、近隣の探検。新緑が目に鮮やか。

午後のワークの最初は、京都ユースホステル協会の佐藤さんによるレクチャー。

ユースホステルは単なる宿泊施設ではなく、青少年の学びの場として、様々な事業を展開されていることを知りました。インターンシップの受け入れはもちろんのこと、地域への出前授業や連携事業も行っており、我々の推進するESDとも重なる部分が多く、とてもワクワクするお話でした。

午後の後半は、いよいよディスカッション。法人のビジョン、ミッションを確認した上で、現状課題とのすり合わせ、現在行なっている事業の位置付けを行いました。その中で、私たちの考える「学び」とは?「自己肯定感を育む」とはどういうことなのか?それらを踏まえて、どんなことを展開していきたいのか・・・について、とことん話し合いました。

激しい?議論の後は、楽しい夕食&入浴。篠笛コンサートも楽しんだ後は、ディスカッションタイム第二弾。若手スタッフから理事に聞いてみたいこと、理事から若手スタッフに聞いてみたいことトーク。「えー!」とか「うそ〜」とかびっくりする内容が色々飛び交い、濃〜い時間に・・・

最後は、恒例のアナログゲームタイム。理事長のスーツケースに詰まっていたアナログゲームで大盛り上がり。いい大人が騒ぎすぎて、ユースホステルのスタッフさんに叱られました。ごめんなさい。

二日目は、山科醍醐こどものひろばの村井さんにお越しいただき、地域での取り組み事例や、子どもや若者に関わる時に大切にしたいこと、運営についてなどアドバイスいただきました。

昼食を終えた後は、京都市市民活動センターでお話を聞きました。

しみセンの歴史や事業について詳しく説明してくださったのは、スタッフの土坂さん。我々の運営する市民活動情報サロンのことも調べてくださった上で、情報提供のノウハウや相談対応についても丁寧にお話ししてくれました。

丸二日間、豊中を離れて、京都という趣のある場所で様々な学びを得ることができました。みなさん、お疲れ様でした。この経験は、これからの活動にじわーっと活きてくるのではないかと思います。

京都ユースホステル協会の佐藤さん、山科醍醐こどものひろばの村井さん、京都市民活動センターの土坂さんはじめスタッフの皆さん、ご協力ありがとうございました。

 

ESDセミナー「とよなか未来応援隊」の第2回目

3月9日の午前中はとよなか未来応援隊の2回目が蛍池人権まちづくりセンターにて行われました。前回は“食”と“豊中”がテーマでしたが、今回は“世界”がテーマで、ワークショップ『世界がもし100人の村だったら?』を行いました。

最初に今の世界人口を確認して、子どもや大人、シニアはどれくらいいるのか、どんな言葉(あいさつ)をしゃべっているのか、どこにどれくらいの人がいるのかを立ったり、座ったり、動きながらみんなで体験しました。「文字が読めない」ことをテーマにした識字の寸劇を見てもらい、文字が読めないと困ることや、文字がないから発展した絵や踊りなどの表現のことも学びました。またいろんな国に旅に行ったことがある大人スタッフが多かったので、文字が読めなくて困ったことを教えてもらいました。

そのあと、世界の様々な地域に住む家族の写真を見てもらい、どんな暮らしをしているのかを想像してもらいました。実は1週間の食糧とともに写っている写真です。どんな地域に住む人かな?どんなものを食べているのかな?4人家族にしては多くないかな?これを入れる冷蔵庫を持っているのかな?お家に仕切りや家具が全然ないね、等々、いろんな意見が出ました。

小学校低~中学年の子どもたちが多かったので、貧富の差など世界の課題のことを知ってもらうよりは、世界にはいろんな人がいて、いろんな暮らしがあることをまずは知ってもらうことを目的にプログラムを組みました。

午後は、『2030年 とよなかの未来を救え!~3つのミッションをクリアせよ~』を開催しました。今から11年後の未来のまちが、すべての人や生き物にとって安心して暮らすことができる場所であるために、自然、まち、世界をテーマにした遊びのミッションに取り組んでもらいました。

豊中市の地域団体がたくさん出展してくださっており、蛍池のことが分かるカルタ、身近な蝶と植物の展示、エシカル(フェアトレードやエコのことが分かる)な輪投げ、フィリピン・ルーマニアの遊び、地球温暖化防止DVD上映等々バラエティに富んだコーナーがたくさん!

豊中未来応援隊の子どもたちは、先週作った『豊中の生き物ゲーム』のコーナーを担当しました。これはドイツのボードゲーム、『ぶたはとべるの?』という、生き物の特徴をあてるゲームを豊中の生き物バージョンにして遊ぶコーナーです。例えば「蛍」の絵を見てもらい、何を食べているのか?何本足か?ハネはある?空は飛べる?卵から生まれる?しっぽはある??などをお客さんに考えてもらいました。

子どもたちは3チームにわかれ、チーム内でゲームの説明をする人、問題を出す人、答え合わせをする人と役割分担をして、お客さんにゲームを楽しんでもらいました。

子ども約50人と出展者・ボランティアの大人約50人の、約100人の参加があり、どのコーナーからもにぎやかな声が聞こえてきました。カードゲームやクイズなどの遊びをきっかけに、豊中や世界のことを考えてくれたら嬉しいです。(大橋)

 

ESDセミナー「とよなか未来応援隊」の第1回目

3月2日に、とよなか未来応援隊の第1回目を蛍池人権まちづくりセンターにて行いました。これは小学生を対象に、子どもたちに身近なテーマである「食」、「生き物」、「遊び」を切り口に、日常生活と生活の問題、そして自分たちの住むまち「豊中」とのつながりに気づき、考える機会を作ることが目的です。

午前中は「旬」のことを学んだあとに、豊中の食材を使ってお味噌汁と白菜の塩麹づけを作りました。包丁を使うのはまだまだ苦手な子どもたち。一緒に入ってくれた大阪大学環境サークルGECSのお兄さん、お姉さんと一緒に包丁で切ったり、手でちぎったりしながらおいしいお味噌汁を重ね煮という方法で作りました。

午後からは生き物に関するボードゲームを行いました。生き物の特徴を当てるゲームで、お題の生き物が「卵から産まれる?」、「しっぽはある?」、「夜行性かな?」など考えられるゲームです。ひとしきりゲームで遊んだあとは、GECSのお兄さん、お姉さんによる豊中の生き物のクイズです。蛍池の名前の元になった蛍のことや、豊中市のマスコットキャラクターに関することなど、豊中市にゆかりのある生き物の話を聞きました。その後、先ほどやったゲームの豊中市バージョンを作りました。豊中市の生き物を調べている人の絵や図鑑などを参考に、自分の好きな生き物を選び、その特徴も調べました。

第二回は、「世界」について学びます。午後からは「2030年 とよなかの未来を救え!~3つのミッションをクリアせよ~」が開かれます。その1コーナーで生き物ゲームをします!みなさんぜひご参加ください!(大橋)

 

世界がもし16人の村だったら・・・

2月9日に大阪教育大学付属池田小学校にて、ワークショップ『世界がもし16人の村だったら』をしてきました。これはPTA行事の一環で、他にも卓球やフラワーアレンジメント、英語劇など様々選べる中で、TENのワークショップを選んでくれた13人の子どもたちとお母さんたちで世界で起きていることについて考えました。

まずは「今の世界の人口って知っている?」と聞くと「35億!(芸人さんの影響かな?)」「72億人くらい?」と正解にかなり近い答えが出ました。インターネットで現在の人数をリアルタイムで見られるサイトを見ると、実際の数字は約75億人で、この数字は刻々と増えていることが分かりました。

「人口が増えるとどんなことが起こると思う?」と聞いてみると「住むところが狭くなる」、「資源(食べ物、水、エネルギー)が減る」と知っていることを教えてくれました。

ここから『世界が16人の村だったら』の始まりです。人物の情報が書かれたカードを配り、そのカードの役になり切ってもらいました。もし世界が16人の村だったら、男女比(LGBTの話も)や子ども・大人・お年寄りの割合、あいさつはどんなものがあるか、大陸ごとの人口密度はどれくらいなのかを体感してもらいました。

また識字の寸劇をお母さんとスタッフで行い、文字が読めないことで困ることや、文字がないからこそ生まれた文化などを紹介しました。

次は嬉しいおやつタイム。カードに書かれている記号ごとにチームに分かれてもらい、チームごとにお菓子を配りました。でも、あれあれ?人数が少ないのに、お菓子が多いところもあれば、逆に人数が多いのに、お菓子が少ないチームがあります。多くお菓子をもらったチームを見て「ずるーい!」という声も。子どもたちは、お菓子をチーム内でどう分け合うかをケンカなく、話し合いました。お菓子を半分ずつ分けたり、多いチームからゆずってもらったり。

おやつを食べた後、「今、何が起きてどんな気持ちだった?」ということを聞きました。「3人なのに1個しかお菓子がなくてがっかりした」、「5個だったから半分に割ってみんなでわけられたけど、もっと少なかったら戦争が起こっていたかも」、「(2人でいっぱいお菓子を食べられるなんて知らなかったのに)、ずるいと言われて嫌だった」等の意見が出ました。

実はこれと同じことが貧富の差として実際に世界で起こっていて、少ない人数が、多くの富を持っている一方で、お金や資源が少ない貧しい人々が多くいることを一緒に考えました。

最後に、実際に若者がしてきた例として『バレンタイン一揆』というカカオとフェアトレードチョコレートを考えられる映画を紹介したり、“フードピクト”という食事に何がはいっているかを絵で表すことで、宗教や文化により食べられない食材が入ってないかをすぐ判別できる取り組みを紹介したり、『世界がもし100人の村だったら』の詩を朗読したりしました。

子どもたちはたくさんの感想を寄せてくれて、どれも貧困や、環境について今または将来、解決のための取り組みをしたいし、大勢の人を巻き込んでできることをしてみたいといった内容でした。

子どもたちの中にはSDGsや『世界がもし100人の村だったら』の詩も知っている子もいました。TENで出会った子どもたちが、日本や世界の問題を一緒に考えて、行動してくれる仲間になってくれたら嬉しいです。(大橋)

 

 

ライフデザイン講座を高校で開催しました。

2月7日に大阪府立千里青雲高校(豊中市新千里南町)『子どもと発達と保育』の栄養編ということで、『食』をテーマにした出前授業に行ってきました。豊中市のライフデザイン講座の一環です。

生徒達は、これまでに家庭科の授業の中で、栄養のこと、子どもの発達についてなどを学び、実際に赤ちゃんとの触れ合いも体験しています。

今回の授業は子どもの食のことだけでなく、人生という長いスパンの中で、自分自身の食をどんな観点で選んだらいいかや、将来子どもに関わることがあってもなくても、「食」が自分自身の生き方やライフデザインに影響することを感じてもらうことが目的でした。

最初に普段自分がどんな決め手でお昼ご飯を買っているのか聞きました。“見た目”、“量”、“気分”、“カロリー”など自由な意見がでてきます。

意見の1つに“旬”という言葉も出てきてくれたので、野菜や果物、魚などの旬当てゲームをしました。旬の大切さ(おいしい、栄養、安い、体にいい、環境にいい)や6つの栄養分類のこと、5歳児に必要な栄養のことを確認した後、子どもの発達という授業の一環なので、5歳児のお昼ご飯メニューを考えてもらいました。

5グループにそれぞれ考えてもらいましたが、しょうが焼き、ハンバーグ、エビフライがのったカレーなどの主食・主菜・副菜・デザートがそろった、豪華なメニューができあがりました。そのメニューを選んだ理由を聞くと、「好きなメニューにしたら、食べてくれそうだから」、「こぼしにくそう」、「栄養バランスを考えた」とのことで、それぞれ工夫して考えてくれたようです。

メニューの発表の後、育児を経験したスタッフから「みんなが気分でご飯を選ぶように、子どももその時の気分で食べてくれないときもある。1食で完璧な栄養バランスを目指そうと思うと難しいけれど、1日や、1週間で栄養のバランスが取れていたらOKと思うと心が楽になるかも。それにみんなが考えたメニューをいざ作ろうと思ったら、作る方も大変だよ。家族みんなの食事を作りながら、子ども用は薄味で、大人用は濃い味付けに変えるという、とりわけ食という方法もあるよ」と、実際の経験を踏まえた話がありました。

また食を選ぶポイントで“食品添加物”ということも考えてもらうために、添加物の入っている食材と入っていない食材を配り、違いについて考えてもらいました。普段はあまりパッケージの成分表示を見ることがないようで、驚いた様子でした。

最後に“人生と食事”をテーマにスタッフから、高校生の時の体験や、仕事をしていて体調を崩した体験、妊娠や出産をしてから気をつけていることや自分の人生と食事にどのようなつながりがあると感じているか、またフェアトレードの話を通じて、社会と食とのつながりも知ってもらいました。

生徒達のふりかえりでは、「人生と食が関係するなんて考えたこともなかった」、「これからは栄養バランス、旬、添加物も気にしてみたい」、「社会のことまで視点が広がった」と初めて知ることも多かったという意見や、ゲームやお話から楽しく学べたという意見を多くもらいました。

今日のお話を全て普段の食事に取り入れることは難しいけれど、いろんな視点で食事を選ぶことの大切さが少しでも心に残って、これから先の人生を豊かに過ごしてもらえることを願っています。(大橋)

 

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