地域
ボランティア・パーソナリティー養成講座第1回を開催しました。
子ども支援に何らかのかたちで関わりたいと思う人に対して、実際に活動している団体からの報告を聞くことにより、具体的な現状と課題について知る機会として講演とパネルディスカッションを開催しました。
ボランティア・パーソナリティー養成講座 第1回
実施日時:平成29年2月9日 19:00~21:00
場所 :生活情報センターくらしかん 3階 (豊中市北桜塚2丁目2番1号)
Ⅰ.基調講演 (19:00~20:15)
「すべての少女に衣食住と関係性を。困っている少女から搾取しない社会へ」
一般社団法人Colabo 仁藤夢乃さん
一般社団法人Colaboでは、「すべての少女が「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える少女が違法労働や犯罪、性搾取に行き着かなくてよい社会を目指して活動しています。」(colabo HP https://www.colabo-official.net)ということで、夜間巡回や対面・ネット等での相談、衣食住の提供などの基礎的支援のほか、虐待や性被害からの一時シェルターの運営などを行っています。
代表である仁藤夢乃さんから、ご自身が高校時代に家庭の事情から安心して過ごせる場所を見失ってしまった経験、社会復帰したきっかけ、またそのような経験から同じような境遇の中高生に対する活動を始めるようになった経緯についてお話いただきました。
単に「安心して過ごせる場所」があればいいというのではなく、対等な関係性や信頼関係が無い状態で育っている子どもに対して、人間関係についても「ホーム」になる関係性を作ることが大切であり、そういった関係性が社会や世の中に増えていくことが、絶望の中で生きている中高生の自立に繋がるということです。
また、性に関しても中高生は知識が非常に乏しく、性暴力、妊娠、病気等、様々な危機にさらされている。女性だけでなく、男性も同様であり、また犯罪に取り込まれた結果、被害者あるいは加害者になることもある。これは居場所が無い子供に対して、上からの支援ではなく、スカウトとして衣食住や役割などの物理的に必要なものが与えられてしまうからではないか。仁藤さんは、支援の側は待ちの姿勢でいると、本当に支援が必要なところには手が届かないので、スカウトと同じ数の大人が、子供に声をかけて関わって繋がりをつくれるようになることを提案されていました。
Ⅱ.パネルディスカッション(20:20~20:55)
「10代のこどもたちに私たちができること」
●パネリスト
山野上隆史さん(公益財団法人とよなか国際交流協会 理事・事務局長)
白砂明子さん (一般社団法人キャリアブリッジ 理事・総括責任者)
小池繁子さん (しょうないガダバ実行委員)
●コーディネーター 森由香(特定非営利活動法人とよなかESDネットワーク理事)
まずはじめに、パネリスト3名より十代をメインとした支援やサポートについてお話しいただきました。
国際交流協会の山野上さんからは、外国にルーツをもつこどもたちの現状と多文化共生社会に向けての課題が、キャリアブリッジの白砂さんからは、「とよなか若者サポートステーション」の事業から、定時制高校との連携事業について紹介されました。最後に、しょうないガダバの小池さんから、「まちの居場所」の必要性が語られました。
だれもができる支援とは?という問いに対しては、必要な人とつながるためのお手伝い、自分自身が助けてと言う姿を見せること、「おばちゃん力」がキーポイントなどといったアイデアが出されました。
前半に講演をしてくださった仁藤さんからは、colaboでも「おばちゃん力」に助けられていることの実例が紹介され、会場がほっと和みました。
最後に、連携の方向性を尋ねたところ、「ちゃぶだい」を囲んで井戸端会議をしよう!とか、多様な分野の人達と出会うことの大切さ、おばちゃん力だけでなく「おっちゃん力」も必要との意見が出され、地域全体で支えていくことを確認しました。
アンケートには、「自分が出来ること」を主体的に書き込んでくださった方がたくさんおられました。
講座の時間は短かったものの、一人一人の力で地域が変わって行く可能性を感じた瞬間でした。
「豊中がもし100人の村だったら」WSを開催しました
1月28日 (仮称)とよなか大学院開設プレ事業(ワークショップ編)の講師として
「豊中がもし100人の村だったら」というテーマでワークショップを行いました。
学生さんからシニアまで、幅広い年齢層のみなさんが、定員いっぱいになるほど参加してくださいました。
まずは、アイスブレイク代わりに「世界がもし100人の村だったら」を体験。
身体を動かすと、表情もホッと和みます。
そして意外に知らなかった世界の現状に、ビックリ。
人口、男女比、年齢別人口などなど・・
その後、「日本がもし100人の村だったら・・」の詩を少し味わった後に、
いよいよ豊中市のデータを発表。
人口、男女比、年齢人口、外国人、失業率、要介護認定数、長期欠席者数、
生活保護世帯数、待機児童数、緑被率、大気汚染など・・
豊中には、どんな課題があるのかな。
私の気になっている数字は、こんなテーマ。
もっと詳しく調べてみたい。
あなたの気になっていることに対して、こんな情報もありますよ。
グループごとに、激しい議論が交わされました。
意見の出た概要を全体で共有して、時間切れ。
続きは、次回の「企画編」へ持ち越しです。
この日は、一つの答えを出すことが目的ではなく、ワークショップを体験して、
豊中の課題について考えてみることでした。
この日のように、さまざまな立場の人が集まり、それぞれの知恵を寄せ合って
課題解決に向けた話し合いをすることが、まさに「ESD(持続可能な開発のための教育)」。
このような「学びの場」が増えて行くことが、地域社会だけでなく、世界規模の問題解決にも
つながっていること(SDGs)を説明して、この回を締めくくりました。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
豊南小学校で出前授業をしました
2017-02-11 地域ブログ学校授業ESD人権環境学習総合学習
2月9日 小雪のちらつくさむーい一日。豊南小学校で出前授業をしてきました。
豊南小学校は、6年生を中心に、昨年末〜卒業式までの100日間。
さまざまなゲストを呼んで、キャリア教育や国際教育などのプログラムを体験します。
とよなかESDネットワークは、世界のことを知るというプログラムで呼んでいただきました。
というわけで、6年生全員に体験してもらったのが「世界がもし100人の村だったら」。
まずは、アイスブレイクとして「世界の言葉でこんにちは!」
難しい発音にちょっと戸惑う子ども達も・・・
その後、世界の人口比で大陸の紐の中に入りました。
やっぱりアジアは満員でブーイングが起こります。
世界の人口比をきっかけに、
世界の人口について、現在どんな状況になっているのか?
人口が増えるとどんなことが起こるのか?みんなで考えてみました。
最後は、富の分配。お菓子を使って、世界のお金の偏りを体験してもらいました。
分けられたお菓子の数に唖然とする子ども達。お菓子の分け合いでケンカが起こる場面もありました。
その後、どうすべきかグループごとに話し合いました。
自分達の国のお金が十分ではないのに、他に援助する意味があるの?
話し合って分け方を決めたらいいんだよ。
めぐんでもらってまで、お金はいらないよ。
お金じゃない助け方もあるんじゃない?
素直な子ども達から、いろいろな意見が出されました。
少し難しい内容だったかもしれないですが、これから成長していく中で、ここで学んだことを思い出しながら、自分にできることを考えて欲しいなと思いました。
豊南小学校の校長先生、6年生の担任の先生方、生徒の皆さん
ありがとうございました。
「地域の若者を支える支援のあり方を考えよう」 〜鍵となる関わり合い方と視点を学び合う座談会〜
地域のあちこちで、子どもに関わる活動が増えてきています。
子どもにとっての居場所が増えるのは、嬉しいこと。
でも、支え手であるわたしたちが「子ども達の気持ち」にしっかり寄り添えているのでしょうか。
とよなかESDネットワークでは、「してあげる」の支援から「一緒にいるよ」の寄り添い型支援に向けて
活動の担い手も、そこに関わる子ども達も「共に生きるための講座」を開催します。
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関係づくりのための「ボランティア・パーソナリティー養
〜ボランティアからパートナーへ〜
講座①
「地域の若者を支える支援のあり方を考えよう」
〜鍵となる関わり合い方と視点を学び合う座談会〜
日時:2017年2月23日(木)19:00〜21:0
講師:一般社団法人キャリアブリッジ
代表 廣水乃生氏ほかスタッフ
場所:豊中市立青年の家いぶき3階
とよなか若者サポートステーション
(豊中市服部西町4丁目13−1)
定員:20名(先着順)
申込方法:E-mail、TEL、FAXにて
*名前、年齢、所属、連絡先をお知らせ下さい。
E-mail toyonaka-esd@ten.or
TEL 090-1152-9429
FAX 06-6857-0166
主催・申込先:特定非営利活動法人とよなかESDネット
*この事業は、日本財団「子どもの未来応援基金」の支援
(仮称)とよなか大学院プレ事業ワークショップを担当します!
2017年5月開講を目指して準備がすすめられています。
開講に先立ち、地域の課題や未来について考えるワークショップを行うことになり、
当団体がプレ事業を担当することになりました。
「どんなことするの?」興味・関心がある方はぜひご参加ください。日 時:1月28日(土)14:00~16:40
場 所:千里保健センター 健康教育室
千里文化センター「コラボ」2階
http://
定 員:30人(先着順)
参加費:無料
講師:特定非営利活動法人とよなかESDネットワーク
◆主催・問合せ
豊中市教育委員会事務局 生涯学習課
TEL:06-6858-2582
◆お申込
有限会社 協働研究所(事業受託者)
TEL:06-6842-9020 FAX:06-6
※お名前、住所、電話番号、メールアドレスを
電話またはFAXにてお伝えください。
第4回 先生のためのゆるカフェを開催します!
第4回 先生のためのゆるカフェを開催します。
日時 2017年1月20日(金)19:00〜21:00
会場 しょうないガダバ 豊中市庄内幸町2-29-19
参加費500円(ワンドリンク・パン付き)
出入り自由・申込不要
教育関係者の方々や子どもの育ちに関わる方々との語りの場を開催します。
何時から参加してもOK.
近所のおいしいパン屋さんのパンもあります。
お茶を飲みながら、ホッとしたい先生方、
是非お待ちしています。
問合せ
特定非営利活動法人とよなかESDネットワーク
toyonaka-esd@ten.or.jp
ライフデザイン講座「ミライ☆デザイン」を開催しました!
2016-12-25 地域ブログ学校授業過去の実績研修ESD人権
去る17日。とよなか男女共同参画センター「すてっぷ」にて、
豊中市との共催でライフデザイン講座を開催しました。
講師は、TENのメンバーでもある森由香さん。
高校生から30代まで、幅広い世代のみなさんが参加してくれました。
ほとんどが初対面の方々で、緊張感のあるスタートでしたが、アイスブレイクの
カードゲームでちょっぴり緊張がほぐれ、続けてグループワークへ。
グループごとに全て異なる役割カードを引いてから、そのカップルの「出会い」と「これから」を考えました。
婚姻届と入籍は、どう違うの?
同性カップルが、里親になることは?
この状況で働き続けることは、できる?
さまざな質問が飛び交いつつも、参加者の豊かな想像力に助けられ、
こちらが予想もつかなかった擬似カップルがたくさん生まれました。
出会い、結婚、出産、育児だけでなく、就労、同性婚、里親制度に
ついてなどなど。森さんのレクチャーも受けながら、人権にまつわる、
たくさんのテーマについて考える時間になりました。
チャレンジクッキング第三回を開催しました!
2016-12-25 地域ブログ過去の実績ESD人権環境学習
去る12月11日。
蛍池公民館にてチャレンジクッキング第3回目「チャレンジキッチン」を開催しました!
この日のテーマはズバリ「冷蔵庫の余り物でおかずを作ろう!」です。
講師に管理栄養士の三崎恵子さんを迎えて、なぜ、バランスよく食べないといけないの?
という話や和食ならではの味の楽しみ方について、お話ししてもらいました。
鍋でご飯を炊く方法などを教えてもらった後、それぞれが持ってきた材料で何をつくるか?から考えました。
レシピから作る、まさにチャレンジングなクッキングです。
子ども達のアイデアと段取りの良さに助けられ、余り物で作ったとは思えないご馳走がたくさんできました!
またこの日は、関東から開発教育協会のみなさんの参加もあり、終了後にプログラム全体のふりかえりも
行うことができました。
みなさん、お疲れさまでした。
チャレンジクッキング第二回を開催しました!
2016-12-07 地域ブログ過去の実績ESD環境学習総合学習
チャレンジクッキング第二回「ほりだせ!だいちのめぐみ」ということで、
豊中市浜で自然農法を実践している芦井さんの畑にお邪魔して、
収穫体験をさせてもらいました。
参加者は、幼児から大学生、社会人、外国人⁈までさまざま。
見慣れない、ちょっと変わった畑を案内してもらった後に、
いよいよ収穫。
土とふれあいながら、つかの間ホッコリ。
その後、採れたての野菜を生でかじったり、フライパンで
少し焼いてから試食。
辛かったカブが、焼いたらとても甘くなっていてビックリ!
乾燥したサヤから、バッドで叩いて豆を出す作業も大人気。
煎りたての香ばしい豆を食べて、子ども達も興奮気味でした。
最後は、昨年収穫したエンドウ豆を育苗ポットに植え付ける作業を。
収穫した野菜をたくさんいただいて解散となりました。
今日の畑はとても寒くて凍えそうでしたが、みんなで収穫した野菜を、
その場で食べる醍醐味は、格別でした!
ESDリソースセンターWEBに「団欒保育舎」の記事をアップしました!
「ESDリソースセンターとよなかWEB」に団欒保育舎の記事をアップしました。
民間学童としてがんばっておられる団欒長屋プロジェクトさんの再取材記事です。
是非、ご覧下さい。
http://www.esdtoyonaka.net/simin/simin38/sim38danran.htm