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ちゃぶだい集会

ちゃぶだい集会『ダイバーシティカフェ』レポート

ちゃぶだい集会 4/17(水)19:00~20:30

『ダイバーシティカフェ』

※ちゃぶだい集会とは、ボランティアや個人・団体がゆるやかにつながり、日頃の活動を通して起こるギモンや課題解決に向け語り合う集いです。

 

サロンを委託運営して、一発目のちゃぶだい集会は、大阪大学大学院で多文化共生を学んでいる学生とのコラボ企画です。多様性という意味で使われる、ダイバーシティ。その中でも今回は“外国人”をテーマにしたワークショップを大学院生が考えてくれました。

自己紹介のあと、4人ほどの小グループにわかれ、新聞記事として掲載された「外国人が写っている写真」のみをそれぞれ眺めながら、どのような状況なのか想像して意見交換をしました。その後、新聞記事とセットでもう一度眺めました。記事を読む前と後では、先入観で物事をとらえてしまっていることなどへの気づきが得られました。また、身近に外国人がいても、気づいてないことが多く、まずは多様な視点でさまざまな状況を「知る」ことが大切であるという意見が多く出されました。

ちゃぶだい集会の第1回目にふさわしい、多様性を学ぶ感じる集会となりました。今までサロンを知らなかった層にもサロンに来てもらえるよう、様々な背景を持つ方が来やすいテーマでちゃぶだい集会を進めていけたら、と考えています。(大橋)

ちゃぶだい集会特別編「ネウボラ勉強会」を開催しました!

2019年最初のちゃぶだい集会を開催しました。
今回のタイトルは “ネウボラ”ってなあに?―フィンランドの子育て支援について知ろう―です。大学院でフィンランドのネウボラについて研究されているNさんに講師をお願いしました。
会場のあたらすファミリーには、豊中で子育てに関係するお仕事をされている方々や、助産師、助産師を目指す学生さんなどでいっぱいになりました。

さっそく、ネウボラとはなんぞや?ということなのですが、ネウボラとはフィンランドの制度で、産前・出産直後・子育て期の切れ目ない支援のためのワンストップ型地域拠点のことです。“ネウボ(neuvo)=アドバイス ”“ラ(la)=場所”という意味。
1人の保健師さんが、妊娠~就学前(7歳)にかけての子どもがいる家庭を様々な支援(病院、社会保険・地域事務所)に繋いでくれます。出産・子どもネウボラと病院が併設されていたり、団地の1階にあるのだとか。
日本でいう保健師さんより助産師さんに近い役割なんだそうです。

子どもが健全に育つためには、家族全体を支援することが大切という考えに立ち、母子だけでなく、パートナーと他のきょうだいもネウボラの健診に訪れます。そこで家族の健康状態、カップルの関係、子育て・親になることへの思いや見通し、生活状況(喫煙、アルコール、ドラッグ依存等)、経済状況等を相談します。

ネウボラでは妊娠検査薬が無料でもらえたり、妊娠後に通うと育児パッケージ(肌着、上着、布オムツ、コート、爪きり、避妊具等が箱に入っており、箱はベッドにもなる)がもらえたりと、妊娠したときの不安を軽減するしかけがたくさん。
同じ専門職が長期に渡り担当するので、子育て家族にとっては相談しやすく、支援者にとっては問題の早期発見や対応が可能となります。

会場からは、ネウボラおばさんのなり方、1日でどれくらいの赤ちゃんを見るのか、就学後の支援はあるのか、移民へは制度が届いているのか、などの具体的な質問がノンストップで出ました。就学前の子どもの様子が学校に伝わることが凄いという意見や、健診は法律で決まっているので父親も仕事を休みやすく、また両親共に育休や時短労働がしやすい環境であること、日本はSOSが言いづらい環境であることなど自分の経験を振り返った感想も止まることなく出され、関心の高いテーマだと感じました。

日本では子育ては個人(家庭)でとなりがちですが、フィンランドは未来の投資として子どもを社会で育てるという考えがあり、それを日本でも実践するには、行政・民間の育児サービスだけでなく、労働環境、福祉、人々意識の改革等大きな議論がいると感じました。

丁寧に発表してくださったNさん、ありがとうございます!
これからの研究も応援しています!

ちゃぶだい集会を開催しました!

10月のちゃぶだい集会を開催しました。
今回のテーマは「こどもNPO白書2018」について。
日本こどもNPOセンターが発行している白書を読み解き、日頃思っていることを話し合いました。

「こどもNPO白書2018」は理論編、実践編に大きく分かれていて、文章量が多いため今回は理論編の主なテーマ「SNS」そして“刊行に寄せて”で書かれている気になるワード、「18歳から成人」を中心に話しました。

2022年から、18歳を成人に引き下げる方向のようですが、それについては自分や自分の子どもを見ていて「早いのでは」、「私は30歳で成人という感覚だった」、「選挙権を持つことが18歳からでもいいけれど、クレジットカードなどの責任も18歳からは危険な感じがする」という意見が出ました。みなさんはどう思われますか?

SNSについては、「子どもが…という前に親がネットを理解していない」、「子どもはネットリテラシーを勉強しているが大人の方がついていけてない」、「TVが出てきた時代も、TVの害の話があったが、子どもは適応していった。SNSも適応していくのでは」、「大人が子どもを信頼していない(でもほっておくと課金がすごいことに)」等の意見が出ました。

「子どもを信頼していない」という意見から「なぜ子どもを信頼できないのか」という話で盛り上がりました。「私が親から信頼されてこなかったから、子どもも親も自己肯定感がセットで育まないといけないよね」とか、「大人の許容範囲が狭く、失敗を恐れているのでは」など大人自身が経験不足で、いろいろな価値観を許容できていないのではという話になりました。

日本は変わる気候、災害の多い土地であること、島国、農耕民族だった等々の理由で、心配性で、同調圧力が強く、人からの評価が恐いのでは、という分析もありました。

おひとり様という言葉が流行っていますが、やはりほとんどの人は一人では生きていけないので、「お互い様の関係がいいよね」という話になったところでお開きになりました。

学校の在り方、私たち子どもと関わる大人の在り方など、個人の在り方など、結論は出ないけれど様々な話ができました。日頃思っていてもなかなか普段の仲間では話せない話題かもしれません。(Ohashi)

次回のちゃぶだい集会は・・・まだ未定です。

決まり次第、こちらでご案内させて頂きます。

10月のちゃぶだい集会を開催します!

子ども・若者サポーターがつながるための「ちゃぶだい集会」
しばらくお休みをいただいた「ちゃぶだい集会」を開催します!

今回のテーマは「こどもNPO白書2018」について。
日本こどもNPOセンターが発行している白書を読み解き、これからのネットワークのあり方をみんなで考えます。

★開催日 10月30日(火)午後7時〜9時

★会場:豊中市蛍池公民館
(阪急蛍池駅降りてすぐルシオーレビル5階)

★対象:子ども・若者に関わる活動をしている方
テーマに関心のある方

★参加費:300円
申込不要・直接会場にお越し下さい。

主催:特定非営利活動法人とよなかESDネットワーク
問い合わせ:toyonaka-esd@ten.or.jp

6月のちゃぶだい集会を開催しました。

ギラギラと日差しが照りつける6月30日(土)
上野東の「つどい場ゆりちゃん」にて、6月のちゃぶだい集会を開催しました。

世代も住まいも活動分野もさまざまな皆さんが参加してくださり、
いつもとはまた一味違う「ちゃぶだい集会」になりました。


ゆりちゃんの「ゆり」は、「ゆうこさん」と「りかさん」の頭文字。

開設当初の思いとは少し変化しつつあるそうで、今はできるだけたくさんの
方々にこの場を使ってほしいとのこと。
最近では、お庭に畑を始めたり、多世代が集まって料理をしたり、
様々なカルチャースクールが開催されたり・・


りかさんの娘さん主催のアナログゲームの会は、ちびっ子から
シニア層まで、入れ替わり立ち替わり、いろいろなご近所さんが
遊びに来てくれて、楽しい時間になったそうです。

途中から、お部屋の中を探索・。

広い敷地内をあっちこっちみて回り、参加者それぞれに使い方の
妄想を巡らせていたようですよ。

その後の意見交換では、発達障害についての議論でも持ち上がり
来月はなんと、参加者のお一人がゲストになってくれることに!

終始、おふたりの笑顔と細やかな気遣いで、なんとも言えずホッコリした時間に
なりました。
ゆうこさん、りかさんありがとうございました!

次回は、7月30日(月)夜7時半から 
阪急曽根駅近くの「とよなかリレーションハウス」です。
テーマは「大人の発達障害」について。
関心のある方は、ぜひお越しください。

7月のちゃぶだい集会を開催します。

子ども・若者サポーターがつながるための「ちゃぶだい集会」
7月は、曽根駅から歩いてすぐの「とよなかリレーションハウス」にて開催します。

今回のテーマは「大人の発達障害」について。
話題提供者は、6月のちゃぶだい集会に参加してくださったKさんです。

★開催日 7月30日(月)午後7時半〜9時半

★会場:とよなかリレーションハウス
(豊中市曽根西町2ー17−7)
★対象:子ども・若者に関わる活動をしている方
テーマに関心のある方

★参加費:300円
申込不要・直接会場にお越し下さい。
*会場は一階ですので、車椅子での参加も可能です。
主催:特定非営利活動法人とよなかESDネットワーク

ちゃぶだい集会@つどい場ゆりちゃん開催します!

子ども・若者サポーターがつながるための「ちゃぶだい集会」

6月は、庄内を飛び出して上野東でコミュニティスペースを
運営している「つどい場ゆりちゃん」にお邪魔します。
こちらでは、学習塾やカルチャースクールなど、地域に根ざした取り組みも多数展開されています。
最近では、お庭に畑も作られていて、秋にはお芋が収穫できるとか!?その辺りの新たな展開もお聞きしてみましょう。
みなさん、ぜひお越しください。

★開催日 6月30日(土)午後2時から4時←昼間の開催です。
集合:午後1時50分(堀田公園 豊中市上野東2丁目2)
集合に間に合わない方は、メッセージをください。
★会場:つどい場ゆりちゃん
(豊中市上野東1丁目5−6)
★対象:子ども・若者に関わる活動をしている方

★参加費:300円(会場費)
申込不要・直接会場にお越し下さい。
*会場は一階ですので、車椅子での参加も可能です。
主催:特定非営利活動法人とよなかESDネットワーク

5月のちゃぶだい集会は、蛍池のCoCokaraです!

子ども・若者サポーターがつながるための「ちゃぶだい集会」

5月は、庄内を飛び出して蛍池でコミュニティカフェを
運営しているココカラにお邪魔します。
こちらのカフェでは、毎月「ココカラ子どもレストラン」を
開催されているなど、地域に根ざした取り組みも多数展開
されています。スタッフの下中さんに活動の紹介や運営の
ヒントなども教えていただく予定です。
みなさん、ぜひお越しください。

★開催日 5月28日(月)19:00〜21:00
★会場:コミュニティカフェ ココカラ
(豊中市蛍池東町2−7−2プレステージ蛍池101)
https://community-cafe-cocokara.jimdo.com

★対象:子ども・若者に関わる活動をしている方

★話題提供:下中絵里加さん(ココカラスタッフ)
ココカラ子どもレストランなどの取り組みを紹介してもらいます。

★参加費:300円(会場費)
申込不要・直接会場にお越し下さい。

*会場は一階ですので、車椅子での参加も可能です。

主催:特定非営利活動法人とよなかESDネットワーク

4月のちゃぶだい集会を開催します。

子ども・若者サポーターがつながるための「ちゃぶだい集会」
★開催日 4月19日(木)19:30〜21:30
★会場:しょうない新ガダバ←ガダバが引っ越しました!
(豊中市庄内東町1丁目7-40)
阪急庄内駅下車徒歩3分。改札出て東側の階段を
上がり左折「庄内銀座通り」に入って北上
立ち飲み屋「またたび堂」の向かい。
★対象:子ども・若者に関わる活動をしている方
★ゲスト:渡邊洋次郎さん
中学の頃に非行、薬物乱用が始まり、逮捕、少年審判、少年院。
20歳からは精神科病院への入退院を繰り返した。計48回入院。
刑務所へも服役。現在は、酒や薬物をやめ、9年が経つ。就労支援を受け、少しずつ、社会復帰し、通信制高校に通ったり、介護福祉士の資格取得をし、当事者の一面も持ちながら、支援の仕事をしています。
渡邊さんをゲストにお迎えして、ご自身の経験もふまえながら、これからの生き方について語っていただきます。
参加費:300円
学生無料・差し入れ持参の方無料
申込不要・直接会場にお越し下さい

1月のちゃぶだい集会を開催しました。

この日は、ゲストに高木智志さんを迎え、初の千里コラボでのちゃぶだい集会を開催しました。

どんな参加者が来られるのかな・・・とドキドキでしたが、いつものメンバーに加え、千里だから参加できたという方も居て、ゆったりした雰囲気の中、ゲストのお話に耳を傾けました。

高木さんは生まれてすぐ大脳に損傷を受けたので、身体を自由に動かすことができませんが、コミュニケーションボードを使ってのコミュニケーションができます。
幼少期のアメリカでの生活では、様々なルーツを持つ人たちの中で、多様性の中での自分自身を実感したとのこと。帰国後、たくさんの友達に支えられながらの学校生活を送ったそうです。
その後、世界の子どもたちのために何かしたい気持ちから、とよなか国際交流協会に行き、そこで出会った「哲学カフェ」が、その後の自分に大きな影響を与えたと話します。大学では、臨床心理学を学び、対話をするためのサークルを立ち上げたそうで、そこで経験したコミュニティボールを使っての交流を実践してくれました。

最後に、これからやっていきたいこととして、障害者も健常者も自由に話し合える場所を作ることを紹介してくれました。「自立とは、依存先を増やすこと」生きていくのは大変だけれど、自分が生きることで、誰かが生かされていることになるかもしれない。と。助けが欲しいときは声をあげて、そうすることで自分で生きるアイデアが生まれると思う・・というメッセージを伝えてくれました。

参加者からは、

・助けを求めたいけれど、近所の人の顔が見えない・・・。

  • 多様性の難しさがある。若い人の意見は、否定されてしまうこともある。
  • 「依存」はよくないことと思ってきたけれど、依存先を増やすことは、大切なことだと思った。
  • 高木さんは「対話の会」をされてきたそうだが、話が脱線しないためには、どうしたら良いのか?→脱線しても良いのでは。書き出すのも良い。
  • 高木さんの考え方がとても前向き。これは、とても勇気のいることだと思う。自分も常に挑戦する勇気を持っていたい。
  • 話せる仲間や場所があることはとてもいいことで、自分自身の視野も広がる。
  • いろいろなことに挑戦することが大切。失敗する勇気も必要。

などといった意見や感想が出されました。

次回のちゃぶだい集会は・・・

2018年2月28日(水)19:00〜21:00

とよなかリレーションハウスにて

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