この日は、ゲストに高木智志さんを迎え、初の千里コラボでのちゃぶだい集会を開催しました。
どんな参加者が来られるのかな・・・とドキドキでしたが、いつものメンバーに加え、千里だから参加できたという方も居て、ゆったりした雰囲気の中、ゲストのお話に耳を傾けました。
高木さんは生まれてすぐ大脳に損傷を受けたので、身体を自由に動かすことができませんが、コミュニケーションボードを使ってのコミュニケーションができます。
幼少期のアメリカでの生活では、様々なルーツを持つ人たちの中で、多様性の中での自分自身を実感したとのこと。帰国後、たくさんの友達に支えられながらの学校生活を送ったそうです。
その後、世界の子どもたちのために何かしたい気持ちから、とよなか国際交流協会に行き、そこで出会った「哲学カフェ」が、その後の自分に大きな影響を与えたと話します。大学では、臨床心理学を学び、対話をするためのサークルを立ち上げたそうで、そこで経験したコミュニティボールを使っての交流を実践してくれました。
最後に、これからやっていきたいこととして、障害者も健常者も自由に話し合える場所を作ることを紹介してくれました。「自立とは、依存先を増やすこと」生きていくのは大変だけれど、自分が生きることで、誰かが生かされていることになるかもしれない。と。助けが欲しいときは声をあげて、そうすることで自分で生きるアイデアが生まれると思う・・というメッセージを伝えてくれました。
参加者からは、
・助けを求めたいけれど、近所の人の顔が見えない・・・。
- 多様性の難しさがある。若い人の意見は、否定されてしまうこともある。
- 「依存」はよくないことと思ってきたけれど、依存先を増やすことは、大切なことだと思った。
- 高木さんは「対話の会」をされてきたそうだが、話が脱線しないためには、どうしたら良いのか?→脱線しても良いのでは。書き出すのも良い。
- 高木さんの考え方がとても前向き。これは、とても勇気のいることだと思う。自分も常に挑戦する勇気を持っていたい。
- 話せる仲間や場所があることはとてもいいことで、自分自身の視野も広がる。
- いろいろなことに挑戦することが大切。失敗する勇気も必要。
などといった意見や感想が出されました。
次回のちゃぶだい集会は・・・
2018年2月28日(水)19:00〜21:00
とよなかリレーションハウスにて