5月31日(水)しょうないガダバにて、第2回ちゃぶだい集会を開催しました。

話題提供者は、(公財)とよなか国際交流協会
事務局長の山野上隆史さん。2月の、パネルディスカッションにも登壇いただきました。
この日の参加者は、15名。
学生、NPO、行政職員、保育士、地域で活動する人等々・・多様な面々が、揃いました。

まずは山野上さんから、外国にルーツを持った子ども達の現状と課題について、
お話ししていただきました。日本語を話すことが出来ないために、日々の生活に
支障が出るだけでなく、家族関係や親子関係にも大きな影響が出てしまうこと。
親の通訳としてかり出される子どもが、自分の自由を奪われてしまうこと。
そもそも、外国籍の子どもには、就学の義務がなく、学校に行っていなくても
気づかれない・・・
つまり地域で置き去りにされてしまっている事実に、一同愕然としました。
言葉が使えないために、働くことが難しいケースも多く、貧困層を生み出している
ことや、いじめや差別の対象になっていることも知りました。

参加者にも外国籍の学生や帰国子女の若者が居て、自分自身が困った経験なども紹介されました。
また、地域で保育所を運営している保育士さんからは、子どもの支援も大切だけれど、
親の支援も重要であると意見が出されました。

しんどい人が孤立しない地域のネットワークが必要という意見の一方で、昔ながらの
「となりぐみ」のようなネットワークは、今の世代にとってしんどいのでは?
という意見も出されました。
地縁にこだわらないゆるやかなネットワークも必要。
であれば、どうやってそのゆるやかなネットワークにつながればいい?
情報を取りに行くコツは?→キーパーソンとつながるのが先決。
などなど、外国にルーツのある子どもの話から、「言葉」の問題、
地域の安心安全、昔ながらの地縁つながり VS ゆるやかなテーマ型ネットワーク、
と話しが多岐にわたりました。

最後にインターンシップで参加していた大学生から、参加者に質問が・・・

「なぜ今の活動をしているのですか?」

それぞれに、おもしろいエピソードが紹介されて、おひらきとなりました。

次回は、6月30日(金)19:00〜
ひきこもりの支援活動をしている「NPO法人ウィークタイ」から、
代表の泉翔さんに来ていただき、話題提供してもらいます。

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