去る12月11日、18日の二日間。

大阪府立箕面高校の2年生全員に向けて、ライフデザイン講座を出前してきました。この授業が実現できたのは、昨年の東淀川高校での授業の噂を聞きつけた校長先生が、ぜひ本校でも生徒に体験させてあげたい!と、家庭科の先生に話を持ちかけたことからだとか・・・嬉しい限りです!!

おかげさまで、2年生総勢350人くらいに向けて、授業を行うことができました。

今回のゲストは、昨年の東淀川高校に引き続き、岡本さんと太田さん(箕面高校卒業生)、今年から新たに豊中市の内田さんという、いつもながら個性的なパパとママ。プラス10月に生まれたばかりの赤ちゃん!

生徒たちは、会場となった図書室に足を踏み入れるなり「きゃー!かわいい!!」「赤ちゃんや!」と大興奮。

主役をすっかり赤ちゃんに持っていかれてのスタート。

私も独身なので、将来のために勉強しておきたいんです・・・という家庭科の先生から、我々を紹介いただき、興奮冷めやらぬ生徒たちをなだめつつ、上村より授業の流れを説明。子育てすることのリアルと働くこととのバランスについて、ゲストのエピソードを通して学び、将来のための選択肢を増やそう!という授業。を、いつもの大喜利形式で(笑

・親になる前の自分となってからの自分で変わったこと

・子育てしていて「良かった!」「嬉しい!」と思える時

・子育てしていて「もうだめ」「あかん」と思う時

・仕事と育児のバランス(我が家の場合)

前もってこんな質問を考えていたのですが・・・それは、高校生には全く通じることなく。子育ての話に「ポカン」とする生徒たち。

そうよね・・急に親になるなんて、進学校のみんなには実感ないよねーごめんごめん。ということで、結局ゲストの皆さんに高校時代にまで遡ってもらい、「高校時代に将来のことって考えてた?」とか、実際になりたいことややりたいことが実現できたのか?とか、思わぬ出会いから今の自分の人生につながっているエピソードとか・・・

もう5回も同じ授業していると、だんだんどこで話して、どこで話さなかったのかとかわからなくなってきちゃいましたが・・そこはもう、頼もしいパパママたちでして。生徒の反応見ながら、一貫したメッセージを送り続けてくれました。

結婚してもしなくても、子育てしてもしなくても・・・私は私。変わらないということ。ただ、結婚することで、独身よりは相手のことも配慮する必要があったりとか、子育てすることで、子どもがいない時期より制約ができてしまうことがあったり・・・でも、年齢とか性別とか立場とかに関係なく、自分自身の「権利」を大切にしていいんだよ。ということ。

それから、結婚することで、子育てすることで、今までとは違う「つながり」や「仲間」もできたよってこと。

子育ては大変だけど、子どもから教えてもらうことや学ぶことって、本当に多いんだよってこと。

最後に、高校生に向けて「今ぜひしておいて欲しいこと」として、将来に向けての選択肢を増やして欲しい、そのために多くの場に出向いたり、多くの人に出会って欲しい、成功も失敗も含めてたくさんの経験をして欲しい。ということを伝えてもらいました。

岡本さんからは、おすすめの本として「女の子の幸福論」大崎麻子・著(講談社)を紹介。自分軸をしっかりもって、誰かの価値観に惑わされることなく「幸せ」に生きることが大切というメッセージが込められた一冊だそうです。

ともかく2週に渡って、多くの生徒さんたちとリアルタイムでやりとりしながらの授業は、我々にとっても深い学びとなり、そして何より楽しい時間でした!

箕面高校の皆さん、先生方ありがとうございました。

(上村)

 

 

 

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